JSAF派遣生留学体験談JSAF EXPERIENCE
青山学院大学
ブリティッシュコロンビア大学
2023年9月~2024年2月(約6ヶ月)
学校について
大学キャンパスの設備や雰囲気はどうでしたか。
留学先の大学はキャンパス自体が一つの街のように大きく発展していました。広大な敷地には森林やビーチなどもあり、自然の豊かさを感じました。UBCにはNESTと呼ばれる学生の憩いの場や数多くの図書館があります。
大学のある街・周辺の環境はどうでしたか。
UBCからバスに乗って40分ほどでダウンタウンに行くことができます。バンクーバーは自然が豊かで生活するのにとても快適な街でした。
キャンパス内外の治安について、教えてください。
バンクーバーの治安は良いと思います。アジア系の人々が多いので、人種による差別などは受けたことはありませんでした。キャンパス内も平日は多くの人が行き交うので身の危険を感じたことはなかったです。
現地大学周辺のおすすめスポットはありますか。
おすすめスポット:UBC bookstore, Wreck Beach, Nitobe Memorial Garden
おすすめ食事スポット:BlueChip, Steve’s Poké Bar
現地学生や留学生とは、どのように交流しましたか。
私の現地学生や留学生との交流方法は大きく3つあったと思います。1つ目はアクティビティへの参加です。語学学校のアクティビティを通して他のクラスの生徒やUBCの学生と交流しました。2つ目はサークルや部活への入会です。私は9月から12月まで水泳のサークルに入り、現地の学生とともに練習しました。3つ目は日本語のプログラムに参加したことです。UBCでは日本語を学びたい学生と英語を学びたい学生向けに対話形式のクラスが開かれており、そのプログラムに参加することで現地の学生と会話経験を積むことができました。
課外活動には参加しましたか? 参加した場合は、内容や感想を教えてください。
語学学校のアクティビティにたくさん参加しました。印象的なアクティビティはカーリングをしたことです。カーリング体験のできる施設に行き、10名ほどのグループに分かれてカーリングの仕方や簡単な試合も行いました。日本ではなかなかできない経験だったので印象深いです。また留学中は様々なボランティアのアクティビティにも参加しました。
学校スタッフについて、教えてください。
学校のスタッフは皆さん優しい方でした。私がよりチャレンジングでインターナショナルな学生の多い環境で勉強したいと相談すると他のプログラムを提案してくれて、生徒一人ひとりの意見を尊重してくれる学校なのだと感じました。またこの学校ではUBCの学生がアルバイトとして働いており、週に何度か授業内でディスカッションをしたり休み時間に一緒にランチを食べたりしました。
担当の教師について、教えてください。
私は半年間の3タームで5名の教師から学びました。全員とも生徒に向き合ってくれる優しい先生で、生徒一人一人の良い部分を見て公平に評価してくれる方々でした。
授業では、どんな教材を使いましたか。
教科書や担当教師から配られるプリントなどを使っていました。
学校のおすすめポイントを教えてください。 また、どんな方にこの学校での留学をおすすめしたいですか。
現地のUBC生が働いているので、同世代のネイティブスピーカーと会話の経験を積むことのできる環境が身近にあると思います。またスピーキング力を高めたい人や自信をもって話せるようになりたい人にはDiscoverプログラムの内容が合っているように思います。
授業について
面白かった授業とその内容
授業名:課外授業
理由・内容
私が面白いと感じた授業は、先住民のアートについて調べた授業です。カナダでは先住民の人々へのリスペクトを大事にしており、UBCでも様々な先住民族のアートやモニュメントを見ることができます。そこで授業ではUBCにあるそのようなアートを調べてプレゼンをしました。アートの美しさはもちろん、先住民の人々が作品に込めた思いや、彼らの歴史を学ぶことができて面白かったです。
頑張った授業とその内容
授業名:ディベート
理由・内容
私が頑張ったと思う授業はディベートです。テーマは移民の受け入れについてで、各チーム4人に分かれ、私は反対側のチームに割り振られました。この授業で私は二つの壁に当たりました。一つ目は、移民に関する問題点がなかなか見つからなかったことです。ですがチームのメンバーと協力してリサーチを行い、移民の問題について経済的、文化的、宗教的な面から考えることで反対意見に説得力を持たせることができました。二つ目は大勢の人前で発言するということです。このディベートでは他クラスを視聴者として招いたので、大勢の前で意見を主張することが求められました。普段人前で発言することに慣れていない私にとってはとても高い壁に感じました。当日は吐きそうなほど緊張しましたが、無事乗り越えることができ、ディベート終了後にはとてつもない達成感を得ました。
苦労した授業とその内容
授業名:プレゼンテーション
理由・内容
私は留学中いくつものプレゼンを経験しました。人前で発表することはもちろん、プレゼンの準備としてUBCの学生にインタビューをすることも必要とされ、緊張しやすい私にとってそれらを乗り越えるのにとても苦労しました。最初は緊張して声が小さくなることが多かったですが、数を増やすにつれて大きな声で自信をもってプレゼンできることが増えました。
現地での授業を総括して、日本の授業と違うと感じた点、留学先国の授業の特色、自分が感じたことなどを教えてください。
現地での授業はプレゼンやグループワークが多かったです。自分の意見を主張することに最初は戸惑い、自分の意見を言えない自分に腹が立って悔しい思いをすることが何回もありました。また、ヨーロッパや南米出身の生徒たちは授業中でも気になったことは質問し、自分の意見を言っている姿を見て国民性の違いなども感じました。
英語力について
英語力向上させる上で苦労した点はどのような点ですか? また、ご自身で工夫した点はどのようなところですか?
<リスニング>
苦労した点:私はブリティッシュアクセントに苦手意識がありました。
工夫した点:YouTubeなどでブリティッシュアクセントを話す人の動画を見たりして、耳を慣らしました。
<スピーキング>
苦労した点:相手の言っていることは理解できても言葉が出てこない、また英語脳が構築できておらず返答するのに時間がかかっていました。
工夫した点:英語のフレーズを覚える。一人でいる時も英語で考えることを意識する。
<ライティング>
苦労した点:語彙にバラエティがないのと論理立てて書くことができなかった点です。
工夫した点:先生に教わった書き方を徹底して量より質を意識して書くようにしていました。
<リーディング>
苦労した点:文章が長かったり、専門的になったりすると内容に集中できないことがありました。
工夫した点:先生から教わった文章の読み方を意識して読むようにしていました。
勉強するのに役立つ教材や方法など
英語のフレーズを覚えることは単語を変えるだけで様々なシチュエーションに活用できたのでスピーキングの向上に効果的だったと思います。また、シャドーイングもリスニングやスピーキング、発音練習に効果的だった思います。
留学開始当初と比べ英語力はどのくらいついたと感じますか?
留学前は英語での注文はできないレベルでしたが、留学を通して英語での注文だけでなく、自分の意見も簡単なワードで言えるようになったのではないかと思います。
学校生活について
一週間のおおまかなスケジュールを教えてください。
月 | 授業8:30~14:45 (お昼休憩1時間) |
火 | 授業 |
水 | 授業 |
木 | 授業 |
金 | アクティビティ参加 |
土 | 友人と遊ぶ/勉強/アクティビティ |
日 | 友人と遊ぶ/勉強/アクティビティ |
友達やクラスメイトとの交友関係、付き合い方を教えて下さい。
私はクラスメイト全員と話したいと思っていたので、いつも同じ席に座らないようにし、より多くのクラスメイトと話せる機会を作っていました。またお昼休みには積極的にUBC生と話すようにしました。
留学生活の中で、最も良い思い出、大変だった思い出をそれぞれ教えて下さい。
良い思い出:留学先での一番の思い出は友人たちと旅行に行ったことです。
大変だった思い出:留学が始まってすぐに体調を崩してしまったことは大変な出来事でした。
一番の息抜きの方法は何でしたか。
家族との電話、ドラマを見ること、友人たちと遊ぶこと
ホームステイについて
1人部屋 通学時間 :30分
滞在環境について:私のホームステイ先では、私が来る以前に滞在していた留学生がドライヤー、タオル、シャンプーなどを残してくれていたのでそれらを引き継いで使うことができました。
ホストファミリーやルームメイト(フロアメイト)の関係について(どんな方でしたか?ルールなどはありましたか?コミュニケーションをとる上で工夫した点)
私のホストファミリーはとても温かい方々で、私とルームメイトを家族のように迎えてくれました。ルームメイトは同じ時期に来た日本人の子で、滞在中は一緒に出掛けたり、旅行に行ったりして仲良くなることができました。ハウスルールは遅く帰る場合は連絡を入れるというものでした。コミュニケーションをとるうえで工夫した点は、日ごろの挨拶は怠らず、毎日何かしら会話をするようにしていました。
食事はどのようにとっていましたか
平日の朝ご飯は各自でシリアルやヨーグルト、トーストなどを食べていました。休日はホストマザーがパンケーキなどを作ってくれました。学校がある日のランチは基本的にサンドイッチ、ジュース、フルーツ、スナックを提供していただきました。お昼ご飯は教室の外でクラスメイトと食べていました。
日本から持ってくれば良かった物
夏服。バンクーバーの秋冬は雨が多く降ると聞いていたので夏服はあまり持って行かなかったのですが、今年は暖かい日が長く続いたので、調節しやすい服をもっと持ってくればよかったと思いました。
日本から持ってこなくても良かった物
アダプター
現地に持っていって便利だった物
英語のフレーズ集
渡航前に日本で準備しておけば良かった点
会話の経験
日本の家族、友達とはどのくらいの頻度で、どのように連絡をとっていましたか。
電話でのやり取りは二週間に一度くらいの頻度でした。
留学生活全体を振り返って
今回の留学の目的は何でしたか。
語学力の向上。自信をもって話すこと。
上記の目的は達成されましたか。
達成されたと思います。
留学を通して身に付いた、成長したと感じる点はどんなところですか。
周りの人から自信がある、強くなったと言われるようになりました。自分でも英語で会話ができるようになると、それが自信につながって行動にも表れていたのだと思います。
留学先の国、大学について、出発前と考え方やイメージが変わった点はありますか。
バンクーバーには様々な人種の人が暮らし、フレンドリーな方が多いという印象を受けました。
これからの目標、進路についてはどのように考えていますか。
引き続き英語力を高め、英語を活かすことのできる仕事に就くことです。
同じ留学先へ留学する後輩へのメッセージ、知っておいたほうが良いことを教えて下さい。
語学学校で働く方々は温かい人ばかりで、話しかけるといつも明るく接してくれました。アクティビティに参加することは語学力の向上だけでなく交友関係が広がる良い機会だと思うので、たくさん参加してみてください。そして一日一日を大切に、目標や目的を忘れずに素敵な留学生活を過ごしてください!
上記の質問以外で、留学を通しての現在の想いについて、自由に書いて下さい。
個人的に留学はとても大きな挑戦でした。ですが留学先で経験したことや関わった人との出会いは自分の人生において大きな意味を持っていると思いました。今では留学を決めてよかったと強く言えます。
▸大学の情報はこちら