JSAF派遣生留学体験談JSAF EXPERIENCE

カリフォルニア州立大学 チコ 学部留学 体験談

千葉大学 園芸学部3年

  • 留学先 :カリフォルニア州立大学 チコ
  • 留学時期:2025年秋派遣
  • 留学期間:2025年8月~2026年5月(2025年12月作成)

1学期目を終えて

現地到着後からの成長

日常で良く使われる挨拶の表現やスラングなど、日本で勉強できなかったことを学び、身に着けることが出来ました。

この留学を通して、言語の面白さに改めて気づきました。特に、その国で話されている言葉以外で、他の国(特に複数の国)で話されている言語を話せるのは、マイノリティではあるけれど大きなアドバンテージになるのだと感じています。例えば、アメリカでは英語が話せるのは当然のことであるように考えられますが、その中で日本語をネイティブのレベルで話せるというのは、れっきとした能力なのだと気づかされました。複数の国で話されている言語であれば、よりアドバンテージになると思いますし、その地で話されていない言葉を使うことは身を守ることにもつながると感じました。5か国語ほどの言語を話せる人がたくさんいることを知り、言語学習にも興味がわいています。  また、日本にいた時には気づかなかった、自分の中の日本人らしい部分に気づくことが出来ました。特に「食」について、アメリカにいるとアメリカ料理がおいしく感じるのですが、たまに日本料理を自分で作ったりお店で食べたりすると、材料が違うからか、日本で食べた味が恋しくなることに気づきました。アメリカと日本では他にも違うところがたくさんありますが、自分がこうして日本ではない国にいるのが新鮮で面白いと感じています。

渡航前に日本で準備しておけば良かった点

・冬服を送る準備:渡航後しばらく使わないため、船便で送った方が安く済むし、渡航時の荷物も少なくなると思います。

・クレジットカードをスマホで使えるようにする:基本的にどこでもカードを使えるため、スマホで完結すると便利です。

日本から持ってくれば良かった物

・自分に合う洗顔料:現地で売っているものは容量が多くて試しに買うには高く、短期間で自分に合うものを見つけるのは難しいからです。また、日本のものと違い、泡立たないタイプの洗顔料が多いです。

・ニット帽:現地で買うのも良いですが、出費を抑えたいなら持ってくるのが良いと思います。

・薄手の手袋:スキーで使うような手袋を持ってきてしまいましたが、薄手の方が便利だと思います。

・スーツ:キャリアフォーラムに行くときに、日本から送ってもらうには時間がなく、送料も高くなってしまうからです。キャリアフォーラムに行くことが事前に決まっているのなら船便などを使うと良いと思います。

・いろんなタイプの充電ケーブル:A to C, C to Cなど、使い分けるのに便利だと思います。

・電卓:試験に電卓を持参する必要があり、現地で買うのはかなり高かったからです。 ・1週間分の上下ヒートテック:週に1回ほどしか洗濯しないため、多い方が便利です。(洗濯機・乾燥機は有料(各$1.25/回)です)

到着後すぐに購入が必要だったもの

寝具(枕、シーツ、掛け布団)、タオル、ノート、虫よけ

生活費(月のお小遣い)

10万円

大学生活

学生同士の交流・友人関係

【現地の学生】

主にルームメイトを通じて交流することが多いです。ルームメイトを含めてパーティーをやったり、ご飯を食べに行ったりします。また、寮で歩いていてちょっとした雑談から仲良くなり、一緒にご飯を食べたりカフェに行ったりするようになった子もいます。クラスでのグループワークで交流することもあります。

【他の国からの留学生】

最初の留学生向けのオリエンテーションで自分から話しかけた人と仲良くなり、一緒に買い物に行ったり、ご飯を食べたり、遊びに行ったりします。マレーシア出身の人で、同じアジア出身ということもありとても仲がいいです。また、留学生向けのイベントや毎週ある英語のsessionにはできる限り参加していて、そこで仲良くなってよく話す友達もいます。

【日本人】

留学生向けのイベントで知り合った日本人と交流があります。私が到着する前から正規留学している人で、おすすめのお店や注意した方が良いことなど、気軽に相談できる方です。また、一緒にドライブに行くこともありましたが、その時は私の留学生の友達を誘って、英語で会話するようにしていました。

大学のある街

どんなところですか:州都のサクラメントから車で二時間ほど北に行ったところにある小さな町です。都会ではないため、高い建物はほとんどありません。大学のそばにダウンタウンがあり、たくさんのお店が並んでいます。

ダウンタウンまでのアクセス:大学からは徒歩で行ける距離にあります。私が住んでいる寮からは、バスで5分ほどです。バスターミナルが大学のそばにあるので、簡単に行くことが出来ると思います。

お薦めスポット:Stobleというダウンタウンにあるカフェがおすすめです。店内のスペースがとても広く、勉強している学生もたくさんいます。店内が明るく、友達とおしゃべりするのに良いと思います。安いスーパーまでは、寮からバスで40分くらいかかります。寮のすぐ近くにもスーパーはありますが、価格は高いです。自分を含め、友達も週末にまとめて安いスーパーで買う人が多いです。

初日のオリエンテーション

分かりやすかったです。大学のシステムからキャンパスの紹介まで、幅広い内容を一度に知ることができるとても大事な機会でした。

課外活動/放課後の過ごし方

大学のジムで週2,3回ほど、1回45分のピラティスのクラスに参加しています。また、トラックを使ってランニングをしたり、夏には寮にあるプールに入ったりしました。

寮生活について

ルームメイトとの関係

ルームメイトとは毎日学校に行く前と帰ってきた後によくおしゃべりをします。時間が合うときは、夜ご飯やお菓子を一緒に作って食べることもあります。また、時間のある休日には、一緒にドラマや映画を見ることもあります。

大学での食事

平日の昼食は大学のカフェテリアで、それ以外は自炊をしています。寮の部屋の中にキッチンがあるので、休みの日にまとめて買い物をして、自炊をしています。

1学期目:学部履修について

語学力について

英語力は伸びていると感じますか

感じます。ルームメイトと初めて会って話したときは、話すスピードが速すぎて会話にならなかったのですが、最近ではちゃんとコミュニケーションが取れるようになってきました。また、12月に出会った友達とは、会話に困ることがほとんどないと感じています。

英語力を向上させる上で苦労した点、またご自身で工夫された点

  • リスニング
    苦労した点:話すスピードが速くてついていけず、何を言っているのか分からない、という点に苦労しました。

    工夫した点: 会話についていけなくても、英語が話されている場に行くようにしています。また、自分がついていける速さで話す友達と積極的にかかわるようにしています。
  • スピーキング
    苦労した点:頭では伝えたいことがあるのに、それを英語で伝えようとすると思うように英語が出てこないという点に苦労しました。

    工夫した点: 英語を話す回数を増やそうと思い、英語のconversation sessionに行ったり、ルームメイトと毎日話したりしています。また、質問をされたらただ回答するだけではなく、自分で話せることはすべて伝えることを意識しています
  • リーディング
    苦労した点:留学当初は、教授がホワイトボードに書く文字がかなり崩れていたので、読むのに苦労しました。

    工夫した点: 分からない文字は考えても分からないので、教授に直接聞きに行っていました。自然と会話をする機会にもなるので、やってよかったと思います。何度も授業を受けていると、読めない文字はほとんどなくなりました。
  • ライティング
    苦労した点:授業で困ったことはないですが、教授やinternational officeの方にメールをするときに、失礼にならないか気を付けていました。

    工夫した点:メールを送る前に、自分で適切な伝え方を調べるようにしていました。

学部授業①

  • コース番号:ABUS 301
  • 授業タイトル:Agricultural Production Economics and Quantitative Analysis
  • 単位数: 3

クラスの規模

約25人

評価方法

◇Weekly Quizzes (計12回): 100点(25%) (結果:100点)

◇Assignments (計6回): 120点(30%) (結果:120点)

◇Midterm Exam: 80点(20%) (結果:80点) ・Final Exam: 100点(25%) (結果:100点)

授業内容

ミクロ経済学の理論を農業生産のプロセスに適応する方法を学びました。初めに、①経済学で必要となる数学を学んだ後、生産者の視点で、②農業生産における生産関数を用いて、収入と利益を最大にするための価格と生産量の決め方などを数的に学び、さらに③農業生産における価格の種類と、損益分岐点・操業停止点など、経営上の判断の仕方を学びました。また、④消費者の視点から、価格と消費者の効用の関係を学び、⑤市場全体の需要と供給の均衡について学びました。

全体を振り返って

数学を英語で学んだことがなかったので、初めの頃は、数学で使う英語を理解するのに手間取りました。数学の分野では微積分の知識が必要でしたが、留学前に高校や大学で勉強していたので、躓くことなく授業に参加することが出来ました。毎週の小テストでしっかりと点数を取ることを目標としていたため、最後まで継続して授業の復習をすることが出来ました。授業で分からないところは、授業後にすぐに先生に質問しに行ったり、オフィスアワーを活用したりして完全に解決するようにしていたのですが、先生とコミュニケーションを取れるという点でもやって良かったと思います。

学部授業②

  • コース番号:ABUS 311
  • 授業タイトル:Agricultural Markets and Pricing
  • 単位数:3

クラスの規模

25人

評価方法

◇Weekly Quizzes (計7回): 125点

◇Individual Research Assignments: 75点

◇Research Presentation: 100点

◇Midterm Exam: 100点

◇Final Exam: 100点

◇Participation and In-Class Activities: 100点

計600点

授業内容

 農産物のマーケティングにおける経済原理について学びました。農産物のサプライチェーンをつなげるためにはマーケティングが必要となります。その仕組みを理解するため、①サプライチェーンの利害関係者

②経済学における市場構造や収入・利益の最大化、市場競争

③需要供給曲線を用いた価格決定

④マーケティングを効率化するための市場細分化の方法 を学びました。

 さらに、実際に行われているマーケティングについて理解を深めるため、

⑤アメリカ国内の食料消費

⑥国際市場でのマーケティング

⑦サプライチェーンをつなぐのに重要な輸送と貯蔵。

 そして、マーケティングを実践するために必要能力について

⑧リスクマネジメント

⑨消費者行動の研究方法 について学びました。

全体を振り返って

授業では先生が学生に質問することが多かったのですが、私が質問されたときにはまだ意見がまとまっておらず、うまく答えることが出来なかったことが悔しかったです。また、先生は話すのが比較的ゆっくりで英語が聞き取りやすかったのですが、学生は話すのが速く、授業での意見交換についていくのに苦労しました。誰かが話しているときでも、自分の意見があれば手を挙げて発言している人が多く、その積極性に驚きました。プレゼンテーションの最後にクラスメートの一人から質問されたのですが、その時にはきちんと理由付きで答えることができ、先生にも良かったと褒めてもらえて自信になりました。

学部授業③

  • コース番号:341
  • 授業タイトル:Natural Resource Economics
  • 単位数:3

クラスの規模

約25人

評価方法

◇Exam 1: 100点

◇Exam 2: 100点

◇Final Exam: 100点

◇Paper/Presentation: 100点

◇Homework (計12回、うち10回が評価対象): 100点

計500点

授業内容

 限りある自然資源をどのように使うのかという、自然資源に関わる経済学を学びました。具体的には、まずは経済と環境の関りについて、

①経済活動における環境の役割

②経済成長や人口増加と環境の関り

③持続可能な開発

④市場効率性を高めるための利益最大化の仕組み

⑤環境の外部性とその内部化の理論

⑥内部化する手法、について学びました。

 次に、自然資源の適切な配分について、短期または長期的に効率的に資源を配分するため、

⑦現在と未来の価値を統一する手法

⑧再生不可能資源の価格やコスト、

⑨生産関数をもとにした再生可能資源の利用と弊害、

⑩公共財の利用 について学びました。

 さらに、人々が適切な判断を下すのに必要な費用便益分析について、

⑪自然資源の価値を測る方法、

⑫測った価値をもとに費用と便益を比較し、適切な判断方法について学びました。

全体を振り返って

初めの頃は、先生がホワイトボードに書く文字をノートに書き取りながら講義を聞くというのがとても難しかったです。他の授業の先生とは違いネイティブの方だったので、話すのが速かったからです。しかし、回数を重ねるにつれて、先生が書いているときにできるだけ書くのを済ませ、話している間は集中して聞くようにしていました。環境と経済についてもともと関心があったため、とても興味深かったです。

学部授業④

  • コース番号: ABUS 421
  • 授業タイトル: Advanced Agribusiness Management
  • 単位数:3 

クラスの規模

ディスカッションは12名(2グループに分かれていました)、レクチャーは19名

評価方法

◇Individual Case Assignments (計5回、各20点): 100点

◇Online Activities: 30点

◇Midterm Exam: 125点

◇Final Exam: 125点

◇Reflection Activities: 50点

◇Team Project: 100点

◇Participation: 150点

計680点

授業内容

農業ビジネスをしている組織のマネジメントを学びました。具体的には、企業の現在の経営戦略を見直すために、

①収益性や顧客満足度などの観点からパフォーマンスを評価、

②企業の環境と外部環境を分析、③それらをもとに戦略課題を見出し、

④現在の市場で規模を拡大していくのかなど、複数の観点をもとに経営戦略を提案、

⑤その戦略を実行するために必要な資源を見極め、

⑥実行可能な行動計画を提案する、

という流れとそれぞれの分析方法を、実例を交えて学びました。課題として、レクチャーで学んだ以上のことを実在する企業に適応して個人で分析し、ディスカッションでは課題をもとに意見交換をしました。レクチャーで学んだことをもとに自分で頭を使って活用するというプロセスを経たことで、より理解が深まりました。

全体を振り返って

ディスカッションでは、主にグループワークの中で話したことをクラスに共有することが多かったです。初めの頃は緊張したり、失敗を恐れてしまったりしてクラス全体に向けての発言ができなかったのですが、少人数で慣れてきたのもあり、毎週の授業で少なくとも1回は発言できるようになり、少し自信がつきました。しかし、やはりグループワークで話すときには意見交換のスピードについていけないことが多くて悔しかったです。

来学期の履修予定科目

◇ABUS 321-01(4157): Agribusiness Management

◇ABUS 350-01(4167): International Agricultural Business Practices

◇ABUS 451 W-02(4495): Agricultural Policy (Writing)

◇ABUS 465-01(4159) / 02(4160): Agricultural Finance

2学期目に向けての意気込み

次の学期では、授業中に自分から発言したり、グループワークでの意見交換で建設的な議論をしたりできるようにしたいです。そのために、冬休み中も英語のスピーキング力を伸ばせるよう、積極的に英語を話すように心がけたいです。また、交友関係を広げるためにクラブ活動やconversation sessionに参加して、英語でのコミュニケーションを楽しみたいと思います。

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