JSAF派遣生留学体験談JSAF EXPERIENCE
ストラスブール大学 学部留学 体験談
成城大学 文芸学部 ヨーロッパ文化学科 4年
- 留学先 :ストラスブール大学
- 留学時期:2024年秋派遣
- 留学期間:2024年8月~2025年5月

留学全体を振り返って
留学の目的は何でしたか。
語学力の向上、フランス文化を学ぶこと
上記の目的は達成されましたか。
達成された
留学を通して身に付いた、成長したと感じる点
留学を通して、コミュニケーション能力と生活力が身についた。日本にいるときは、知らない人と話すのが苦手だったが、語学力を向上させるためにさまざまな人と積極的に会話をするように心がけた結果、次第にそれが苦ではなくなった。また、日本では実家で暮らしていたため、今回が初めての一人暮らしだった。異国の地で自炊、洗濯、掃除など、すべてを自分でこなすことで、生活力も大きく向上したと感じている。
留学先の国、大学について、出発前と考え方やイメージが変わった点
フランスはクールな人が多い印象だったが、実際にフランスで暮らしてみて優しい人が多いと思った。知らない人でもフレンドリーに話しかけてくれた。大学ではビジネスしか学べないのかと思っていたが、フランス文化や人生観と絡めながら経済を学べたため、自分が最も学びたかったことも学べてよかった。
留学を通しての現在の想いについて
正直なところ、出発直前には「約8カ月も本当に耐えられるだろうか」と急に不安な気持ちになった。しかし、実際に留学が始まってみると毎日が楽しく、あっという間に時間が過ぎていった。とても貴重な経験ができ、本当に行ってよかったと思っている。また、語学力だけでなく、会話力や生活力、忍耐力など、さまざまな面で自分の成長を実感できたことがとても嬉しい。
同じ大学へ留学する後輩へのメッセージ
自分から積極的にイベントに参加しないと現地の学生と関わる機会は少ない。自分から行動していろんな人に話しかけるべき。
これからの目標や進路
ビジネススクールで勉強したことを活かして金融業界で働きたい。将来はお金を稼いでもっといろいろな国に旅行してみたい。
1学期目(学部履修)
大学について
現地到着後から1学期目を終えての感想
・人と話す能力
分からないこと、困ったことがあったときは知らない人でも話しかけることができるようになった。日本にいるときは大勢が苦手で、少人数でいることが多かったが、留学を通して大人数の中でも発言できるようになった。
・積極的にコミュニティに参加する能力
休日や放課後など、時間がある時はなるべく外にでて自分のコミュニティを広げるようにした。留学生の集まりやイベントにはできるだけ参加するようにした。
・家事能力
日本では実家暮らしだったため、留学に来て初めて料理や洗濯を自分自身で行った。海外の食材で料理を作るのは大変だが、自分で生活する能力が身についた。
留学を通して、語学力だけでなく基本的な生活力も身に着いた。つらいことや寂しいことも多いが、それを自分で解決する力や他の人に相談する力がついたと思う。自身の行動について振り返ったり反省したりする機会が頻繁にあり、自分自身を見つめ直すいい機会になっている。出発前は約一年の留学は長いと思っていたが、いざ来てみるといつも何かしらに追われていて全然時間がないことに気が付いた。毎日計画的に行動しないと、やることが終わらないため、常に時間と戦う毎日である。
到着後から現在までのこと
- 渡航前に日本で準備しておけば良かった点
英語やフランス語の単語の勉強です。 留学に来る前は現地に行ったら話す能力が上がるのではないか、とのんきに考えていた。しかし、そもそも語彙がないと文章を作ることが出来ないため、もっと単語力を伸ばしておくべきだったと思う。 - 日本から持ってくれば良かった物
冬服や防寒具、カイロ、日本食 - 到着後すぐに購入が必要だったものは何ですか
冬服、調味料 - 生活費(月のお小遣い)はどのくらいですか
5万
学生同士の交流・友人関係に
現地の学生:私の通っているストラスブール大学は留学生がほとんどで、自分から積極的に話しかけないと現地の学生と関わる機会が少ないように感じる。フランス語を勉強したいため、春学期はもっと積極的にイベントに参加して現地の学生と仲良くなりたい。
他の国からの留学生:一緒の寮で暮らしているアメリカ人たちと関わる機会が多い。彼らはすごく優しくて、英語が拙い私にもたくさん話しかけてくれる。さらに、日本の文化に興味を持ってくれて、日本のアニメについて私よりも詳しい人がいる。サンクスギビングの時にお好み焼きを作ったらおいしいと言ってたくさん食べてくれた。私から相談をした時も親身に話を聞いてくれて、一緒にいて楽しい。学校には中国人や韓国人など、アジア系の友人が多い。特に、フランス語の授業を一緒に受けている子とは何度もご飯に行ったり家に遊びに行ったりしている。
日本人:ヨーロッパを留学先に選んでいる日本人のため馬が合い、誕生日の際はみんなで集まって誕生日会をしている。英語やフランス語の分からない部分はみんなで調べて勉強したり、英語で会話したりすることもある。日本人の友人が月一で主催しているワイン会には、日本人以外にもマダガスカルやフランス、イタリアなどさまざまな国籍の人が参加していていろんな人と交流することができるため、毎回参加している。
大学のある街について
どんなところですか:ストラスブール大学と大聖堂がこの街のシンボルとなっている。多くのスーパーやショッピングモールがあり、中心地は栄えている。クリスマスの首都とも呼ばれており、歴史的なクリスマスマーケットの一つである。治安が良く、電車で携帯を使っても盗まれることがないし夜出歩いてもそこまで危険ではない。パリまで二時間程度でいけるため、立地もいい。
ダウンタウンまでのアクセス:学校から中心地までは徒歩20分、自宅から中心地までは電車で1時間
お薦めスポット:大聖堂、オペラ座、川沿いのベンチ、プリマーク(しまむらみたいなお店)
その他:公共交通機関が充実しており、トラムやバスで楽に移動することが出来る。
初日のオリエンテーションは分かりやすかったですか
CEPAの初日のオリエンテーションはわかりやすかった。寮全体を案内してくれてワインやお菓子もくれた。大学のオリエンテーションも分かりやすかったが、大学が広いため、どこになにがあるのか最初のうちは全く覚えられなかった。ただ、オリエンテーションをとおして仲良くなった人も多く、出会いのきっかけになった。
学生寮について
カフェテリアの食事は野菜、肉、魚のバランスが良く、安いので平日のお昼はほぼ毎日通っている。夜は基本自炊で、お米とスープと魚か肉、鍋、パスタをローテーションで食べている。自炊が億劫な時はケバブやパンを買って食べている。朝食はホテルのビュッフェを毎朝食べていて、クロワッサンやヨーグルト、果物を食べることが多い。
課外活動についてお書きください。
大学内の活動に参加していますか。
時間があるときに友人と体育館でPickleballをしました。また、運動不足解消のために事務のランニングマシンを使ったり、キャンパスを散歩したりしました。しかし、授業後につかれて昼寝をすることが多く、運動をする時間はそれほど多くなかったです。
休み中の過ごし方
休みの日は基本的に中心地で買い物をするか家で映画を見るか、友人とご飯を食べるか近くに小旅行へ行くかしている。けれども、復習や日本の大学からの課題、就活などやることがかなりあり、平日は睡眠時間の確保が難しいため、日曜日はなるべく体を休めるようにしている。日曜日はそもそもほとんどのお店が空いていないので、寮付近を散歩したり洗濯をしたりしている。
学部授業①
- コース番号:EM1F4M55A1
- 授業タイトル:Economy of Happiness
- 単位数:5単位
クラスの規模
25人程度
評価のつけ方
最終テスト50%
レポート25%
プレゼンテーション(グループ)25%
授業内容
経済や人間関係、仕事等と幸福の因果関係について
経済成長率と幸福の関係性など
全体を振り返って
スライドに授業内容のほとんどは記されており、英語が聞き取れなかったところもスライドを見て復習できたのがありがたかった。授業を受ける前から世界幸福度ランキングの存在は知っていたが、実際に幸福がどのような影響を及ぼしているのか知ることができて興味深かった。ただ、初めて英語でレポートを書いたため、すごく難しかった。特に、8ページ分のレポートを書くために、まず日本語で書いてからそれを英訳していったのだが、その工程が大変でかなりの時間を要した。プレゼンテーションの際も、他の人の発表を聞いて質問しようとしても、まず英語を理解するのに必死でなかなか質問できなかった。テストは来週にあるが、記述式でとてもむずしそうで不安を感じている。
学部授業②
- コース番号:INTS 360
- 授業タイトル:EU and Contemporary European Affairs
- 単位数:5単位
クラスの規模
15人程度
評価のつけ方
テスト(記述式)
プレゼンテーション(個人)
授業内容
EUやNATOの取り組みや、ヨーロッパ各国の文化や政策を学んだ。
全体を振り返って
毎回の授業の最初に二人ずつ、一人ヨーロッパの国を一つずつプレゼンした。各国の政策や取り組みを知ることが出来て面白かった。先生のフィードバックにて文化や観光地など、その国について深く説明してもらい、その国への理解が深まった。
ただ、大学の授業だと英語を話せない人向けにゆっくり話してくれるが、この授業はアメリカ人のために速い英語で話すため、理解するのに必死だった。さらに、スライドが配信されないため、復習するのが困難だった。プレゼンもテストも来週にある予定。
学部授業③
- コース番号:INTS 361
- 授業タイトル:European Identity and French-German Cooperation along the Rhine
- 単位数:5単位
クラスの規模
15人程度
評価のつけ方
プレゼンテーション
レポート(グループ、個人)
授業内容
ヨーロッパ間の国境協力について、特にドイツとフランスの国境問題を学んだ。
全体を振り返って
この授業は先生の話を聞くというよりはほとんどがグループワークで、先生からはフィードバックをしてもらうといった形式であった。グループワークでは他の人の話についていくのが大変で、自分から発言をしたり提案をしたりするのが大変だった。さらに、アメリカとヨーロッパを比較する時はアメリカの状況とヨーロッパの状況の両方を調べなくてはいけなかったのが大変だった。シンポジウムでは、日本の教授も来ており、日本とヨーロッパの比較についての発表を聞くことが出来て興味深かった。
学部授業④
- コース番号:EM02FM82B
- 授業タイトル:Developper l’expression orale et ecrite II (A2)Groupe1
- 単位数:5単位
クラスの規模
25人程度
評価のつけ方
書きテスト25%、口頭テスト25%、最終テスト50%
授業内容
日常の会話におけるフランス語や文法を学んだ。
全体を振り返って
授業のすべてはフランス語で行われ、いろんな国の人とフランス語で交流できてすごくおもしろかった。特に、フランスでよく使われる単語をネイティブから学ぶことが出来たこと、正しい発音を聞きながら話す練習が出来たことがよかった。フランス以外のヨーロッパの人たちのフランス語の発音は少しなまっていて話すのが速いため、聞き取るのが大変だった。でも、単語帳に載っていないような実際のフランス語を知ることができ、ためになった。
語学力について
留学開始当初と比べ外国語力はどのくらいついたと感じますか?
英語力は伸びていると感じる。最初の頃は突然英語で話しかけられた時に、とっさに日本語がでてしまうことがあったが、最近ではとっさでも英語がでるようになった。例えば、急に自分の名前を呼ばれたときに最初の頃は、え?と日本語で答えてしまったり、あたふたしてしまったりということがよくあった。最近では落ち着いて英語を話せるようになり、さらに相手の話を広げて返事をすることが出来るようになった。依然として英語を流暢に話せているわけではないが、英語に慣れてきたように感じる。
語学力上達のために、工夫したこと、努力したこと
- リスニング
苦労した点:ネイティブスピーカーたちは英語を話すときに語尾を曖昧に話し、最後の方の話が聞き取れないことがよくある。さらに、会話は聞き取れるが、いざ質問されたときに何を質問されたのか質問の内容を聞き取れないこともよくある。
工夫した点:分からなくてそのままにするのではなく、何度も聞き返してもっとゆっくり簡単に説明してほしいことや写真などを見せてほしいことを伝えた。リスニングは耳が慣れるしか上達する方法はないと思い、英語の映画を見たりポッドキャストを聞いたりした。
- スピーキング
苦労した点:自分に英語の単語力がないため、自分の話したい内容を正確に伝えられないことがよくある。加えて、話をするときにいちいち頭の中で日本語から英語に変換しないと言葉が出てこないため、話すのに時間がかかってしまう。
工夫した点:単語の勉強に励んだ。また、ネイティブスピーカーとの会話では間違った単語を使うと理解してもらえないことが多いため、まずは英語を第二言語としている人たちとの会話を積極的にした。英語が母国語じゃない人はネイティブスピーカーにくらべて発音がはっきりしているのと、簡単な単語を使っているので、私が会話するときにも役立つ簡単な言いまわしをたくさんしており、自分が話すうえでの参考になった。
- リーディング
苦労した点:
読むスピードが遅く、理解するのに時間がかかってしまう。授業のスライドを読むのに時間がかかるので、聞くのと読むのを平行するのが大変だった。
工夫した点:
なるべくたくさんの英語に触れるようにした。完全に内容を理解しようとするのではなく、スライドの大まかな内容を頭に入れてから話を聞くと分かりやすくなった。
- ライティング
苦労した点:英単語が浮かず、正確に文章を書こうとするとうまく文章を作れないこと。
工夫した点:難しい単語を使おうとするとキリがないため、簡単な言い換えを用いて文章を作成した。文章を書くのに多くの時間を要するが、日本にいる時よりも断然明確な文章を書けるようになったと思う。
来学期の目標
最終学期では現地の人と積極的に交流し、もっと自分のコミュニティを広げていきたい。アジア人だけでなく、いろんな国籍の人と関わることによって、異文化交流をしたい。また、せっかくヨーロッパに留学に来ているため、フランス国内だけでなく、隣国や北欧にも旅行に行きたい。冬休み中は他の国の人と関わる機会が減るため、英語やフランス語の映画を見たり本を読んだりして、自分から語学に触れる機会を作りたい。また、英語やフランス語の語学力をあげるために単語や語彙の勉強をして、流暢に会話ができるようになりたい。留学へ来る前によく使うフレーズや熟語を勉強したが、実際の会話になると全然使えなかったため、自然と口から出るように練習したい。留学中に時間は有限さを実感することが多いため、次学期も計画的に勉強して充実した留学生活を送りたい。
2学期目:学部履修
到着後から現在までのこと
- 渡航前に日本で準備しておけば良かった点
日常会話で使える英語を勉強しておけばよかったこと - 日本から持ってくれば良かった物
分厚い上着、レトルトスープ、冬服 - 到着後すぐに購入が必要だったものは何ですか
ダウンジャケット(日本から両親に送ってもらった) - 生活費(月のお小遣い)はどのくらいですか
3-5万
学生生活について
1週間のおおまかなスケジュール
平日は基本的に学校、放課後に図書館で勉強、お昼はカフェテリア、友達とディナー、就活(オンライン面接) 休日は近くの場所に旅行、ショッピング、料理、図書館で勉強、友達とお出かけをしていた。
友達、クラスメイトとの交友関係、付き合い方
現地の学生:日本文化を紹介するイベントやESMのイベントで仲良くなった友達
他の国からの留学生:Chateau・同じ授業の友人や友達の寮に住んでいる友人、ESMのイベントで知り合った友達など
日本人:同じ授業の友人
クラスメイトと交流することが多く、放課後ご飯に行くことも多かった。土日に会うというよりは放課後に遊びに行く方が多かった。また、寮の人たちとバーに行ったり映画を見たりすることもあった。日本では特定の友達と仲良くすることが多く、大学の同じ授業の人と交流する機会があまりなかったが、フランスの大学では同じ授業の人に積極的に話しかけ、交友関係を増やした。知らない人が話しかけてくれることもあり、フレンドリーな人が多かった。
留学生活の中で、最も良い思い出、大変だった思い出
最もいい思い出:授業で仲良くなった友達とワインパーティーを開催したこと。いろんな国の人が集まって30人くらいでワインを飲みながらゲームをしたり話したりした。新しい友達もたくさんできて、フランスのワインがおいしいことも知れて良かった。
大変だったこと:Chateau(学生寮)の学生の何人かでミュンヘンのオクトーバーフェストに行った時、みんなが朝の11時過ぎまで起きてこず、起こしても起きなかったため、ミュンヘンに来ていた他の友達と合流してオクトーバーフェストに行ったこと。せっかく旅行に来たのに一緒に来た友人は結局昼過ぎまで寝ていて価値観の違いを感じた。
一番の息抜きの方法
Chateau の近くの公園で売っているアイスを食べながら芝生に座って湖を見ること。カヌーをしている人や犬が散歩しているのが見られて楽しかった。
日本から持っていったノートパソコンの使用頻度や必要性
パソコンはほぼ毎日用いた。授業の課題、調べもの、オンライン面接、遠隔でのゼミ、授業の復習(スライドを見る) iPadはスライドに書き込んだり調べものをしたりメモを取ったりするときに用いた。
日本の家族、友達との連絡頻度
家族とは毎日LINEで連絡していた。友達とは毎日LINEをして、たまに電話をしていた。
留学先に持って行った方がよかったもの、持っていけばよかったもの、不要だったもの
持って行った方がよかったもの:分厚い上着、冬服、レトルト食品
必要のなかったもの:半そで 持って行って良かったものは自分の肌に合う日焼け止めやクリーム、サングラス、部屋用のスリッパ
学生寮について
ルームメイトとの関係
1人部屋だったが、同じ寮の人と交流することが多かった。キッチンでよく会い、会ったときには話をしたり一緒に映画を見たりすることもあった。同じ授業をとっていた人とは授業中によく話し、放課後に一緒にご飯を食べて帰ることもあった。
食事について
朝食はホテルのビュッフェ、昼食は学校のカフェテリア、夕食は自炊することが多かった。両親が日本のレトルト食品を度々送ってくれたため、時間がないときやテスト前にはそれを食べることが多かった。また、鍋の素を持って行っていたので、冬の間は簡単でヘルシーな鍋をよく作っていた。時間に余裕があるときは、野菜炒めやスープ、パスタなども作っていた。
課外活動について
大学内の活動に参加していますか。
日本文化を紹介して留学生と交流するイベント、ESMのイベントに参加した
休み中の過ごし方
土日:近くの場所に旅行、ストラスブールで上演している劇やバレエの鑑賞、友人と外出、図書館で勉強、公園でのんびり、Chateauでのんびり 長期休み:ヨーロッパの国々に旅行
おすすめのイベント
ESMのイベント(大学ではフランス人と交流する機会があまりないが、これらのイベントを通して交流することが出来るから)
JSAF留学プログラム費以外でかかった費用の目安
①旅行に関する費用
・国際航空券代(往復):35万
・現地での旅行費用:約70万
②個人的な諸費用(こづかい、買物代など)合計:約40万
③携帯電話料金:1ヶ月19,9€
④ミールプラン以外の食事代:1週間約30€
⑤教材費(学部授業):2万円
⑥その他:自転車のレンタル料金、部屋、キッチンのデポジット
学部授業①
- コース番号:EM023M2GB1
- 授業タイトル:Deciphering French culture – Mindsets and practices
- 単位数:5単位
授業形式
レクチャー
評価方法
プレゼンテーション:50%、テスト(記述):50%
授業内容
フランス語の特徴、フランス文化、芸術
全体を振り返って
フランスの文化を特に学びたいと思っていたため、興味深かった。毎授業動画を見て、他の国の人とフランスについてディスカッションするのが楽しかった。
学部授業②
- コース番号:EM09HM03B1
- 授業タイトル:Essential concepts in financial analysis Gr1
- 単位数:5単位
授業形式
レクチャー
評価方法
ミニテスト×3:5%、中間テスト:25%、期末テスト:70%
授業内容
フランスの財務会計
全体を振り返って
授業を通してずっと計算していた。日本の簿記でも難しかったのに、会計の項目がすべて英語で書かれていて理解するのが難しかった。この授業を受けている学生はフランス語話者が多く、英語で開講しているにも関わらず先生がフランス語で解説することが多かったため、大変だった。
学部授業③
- コース番号:EM02FMPSB1
- 授業タイトル:Projets FLE en Semi-Autonomie (B1/B2/C1)
- 単位数:5単位
授業形式
レクチャー
評価方法
毎授業でのプレゼンテーション:50%、go fluent(フランス語学習サイトの進捗状況):50%
授業内容
フランス語でしか話してはいけない、毎授業お題が出されて、即興でフランス語でプレゼンをした 授業を通して実用的なフランス語やフランス語の正しい発音を学んだ
全体を振り返って
即興でプレゼンするのは難しく、毎回同じグループの人に迷惑をかけてしまった。復習は欠かさず行っていたが、その場でお題が出されるため復習だけでは追いつけなかった。私はB1クラスを受けたかったが、受講希望者数の関係でC1レベルの人も同じクラスにおり、レベルに差があって会話するのが大変だった。
履修した授業の課題の中で、特にがんばったもの、自信作について
【プレゼンテーション】
科目: フレンチカルチャー
題材: フランスのデモについて
内容: フランスのデモの歴史、政治的観点、法律を調べ、アジアの国々とフランスのデモを比較した。アジアの国々ではデモが少ないが、それは自己主張する文化がフランスと比べて少ないことが要因だと考察した。日本では労働が人生の大部分を占めているように思えるが、フランスでは労働の先にある楽しさを求めてお金のためだけに働いている人が多いことが分かった。
大変だったこと、やり遂げての感想:
アジア、とひとまとめにしたが、同じグループには日本、中国、韓国といろんな国の人がおり、考察を一つにまとめるのが難しかった。また、フランスとアジアの価値観で似ている部分が少ないように思われたため、正しく比較するのが大変だった。
学部授業を総括して、日本の授業と違う点
日本の授業だと自分から発言する人は少ないが、海外では自分から意見を言う人が多いと感じた。さらに、先生もいい答えを出した時やいい質問をした生徒に対して「それいいね」とほめており、授業内でも先生と生徒のコミュニケーションの機会が多いと感じた。また、毎授業課題があるわけではないが、自分で復習しないとついていけないことが多く、自主性に任されていると感じることが多かった。私の留学先は英語を母国語としている人が少なく、英語力は評価に含まれず、伝えようと頑張ること、自分の意見を常に持つことによって良い評価が得られた。この制度によって英語がネイティブの人が有利になることなくみんなが公平な評価を受けられたため、すごくいいシステムだと感じた。この仕組みのおかげで私も自信をもって自分の意見を持つことができ、テストの際もそこまで緊張することがなかった。
語学力について
英語力は伸びていると感じますか
伸びた。語彙が格段に増え、日常会話で使う実用的な英語の知識が増えたから。自分の意見が英語で言えるようになったから。
留学開始当初と比べ外国語力はどのくらいついたと感じますか?
留学当初は考えてからじゃないと話し出すことが出来ず、とっさに話しかけられても返せないことが多かった。また、聞き取ることもできず、何度か聞き返すことも多々あった。現在はすらすら英語が出てくるようになって、スムーズに会話が出来るようになった。まだ自分から話し出すときは英語を考えてしまうこともあるが、かなり上達したと思う。
また、フランス語での会話に関しても、最初は買い物の際に英語を話してしまったり、フランス語が分からなくて英語で話してもらってもいいですかと店員さんにお願いしてしまったりすることもあったが、現在では聞き返すことなくフランス語で会話が出来るようになった。まだ簡単なフランス語でしか会話が出来ないが、それでも留学する前よりも格段に上達していると感じている。
語学力上達のために、工夫したこと
とにかく人と話すことを意識した。最初の頃は話せなくて恥ずかしくて悔しくてなかなか自分から話しかけることが出来なかったが、話さないと上達しないと思い、まずはアジア人の友達をたくさん作った。そうすることによって、簡単で実用的な語彙が身に着いた。さらに、英語の映画を見たりYouTubeの英語解説動画を見たりした。日常会話の英語の知識がなかったのでこれらのツールで学習した。
- リスニング
苦労した点:最初は授業で何を言っているのか聞き取れず、聞き返すこともできなかったこと
工夫した点: 先生に頼んで授業を録音させてもらった。そして、授業後にスライドと比較して音声の速さをゆっくりにしながら復習した。結果的に録音せずとも授業内容を理解できるようになり、語彙力も増えた。
- スピーキング
苦労した点:ディスカッションの際に全く自分の意見が言えなかった。
工夫した点: 自分が知らない難しい単語で話そうとしているからなかなか話すことが出来ないのだと気が付き、簡単な単語を繋ぎ合わせて話すようになった。それが合っているのかをまずは考えず、自分の言いたいことが相手に伝わるようにすることを意識した。そうすると、恐れず自分の言いたいことを言えるようになった。拙い英語でも意外と相手は理解してくれることが分かった。
- リーディング
苦労した点:授業のスライドを勘違いして理解してしまうことがあり、翻訳機を用いることが多かった。
工夫した点: 何度も翻訳機を使って英語を訳し、間違ったところを何回か見直すようにしたら、間違って解釈することが減ってきた。
- ライティング
苦労した点:最初は難しい単語を使って書こうとしてスペルミスをしてしまったり意味が通らない文章を作ってしまったりした。
工夫した点: 簡単な単語で文章を書くことを意識したら自分の言いたいことをより単純、明確に表すことが出来るようになった。
JSAFサポートについて
出発前オリエンテーションについて
役立った。留学に行く実感がわき、安全対策をしっかりすることができたから。
留学中のサポートについて
メールの返信が早く、疑問に思ったこと、心配に思ったことがすぐに解決したのでよかった。




