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数学・科学(数学、化学、物理学、生物学)

数学とは、抽象的なシステムとパターンの研究をする学問です。端的に言えば、数学的なモデルを構築し、その研究を行うのが数学です。数学には、様々な学問と重複し、また様々な学問に適用されるという特徴もあります。近年の数学理論の発展により、数学とは関わりがないように見えた様々な疑問が、数学によって解決されて来ています。例えば、「鳥の群れは何故飛行中に衝突しないのか」「何故河川は同じように曲がり、そのパターンが崩れた時にはどうなるのか」「どのような心電図のパターンが心臓病を示すのか」といった疑問は、カオス理論やフラクタルによって解決され始めています。また、コンピューターの発達と共に、数学者の役割は拡大し続けています。数学専攻の学生は、最初に微分積分を学び、その後、グラフ理論や線形代数、統計学をはじめとする現代数学を学習します。計算はコンピューターに任せ、分析や思考により多くの時間を費やすのが、高校までの数学とは異なる点です。数学専攻の学生への需要は非常に高く、様々なキャリアでの活躍が期待されます。数学専攻の女性は特に少人数なため、ビジネス・政府・教育関係での採用が急増しています。
 
物理科学とは、物理・化学・天文学・地学・地球科学・大気科学・気象学・海洋学に関する研究を行う学問です。物理科学は、人々が物質界で遭遇する数々の疑問を反映しています。例えば、「何故鳥の群れはV字で飛ぶのか」「何故空は日中青く、夕暮れには赤いのか」「大砲の弾道はどんな形か」「時間とは永遠なのか」といった子供の頃からの疑問は、全て物理科学の領域の問題です。物理科学は自然法則についての研究も行いますが、以上のような疑問は、驚くほど少ない法則によって説明がつくことでもあります。物理科学専攻の学生は、まず、論理展開や問題解決、アイディアの実験方法を学びます。微分積分を含んだ2~5の数学の授業を選択し、10~15の科学の授業を取ります。1~2の物理の授業も必修です。これらの授業では、高校までの授業とは異なり、実験の回数が増え、数量的なデータを詳しく扱うことが特徴です。物理科学専攻の学生は、論理展開や問題解決能力を養うため、地学研究者・先生・ビジネス等、多方面でのキャリアに期待がなされます。

◆数学・科学(数学、化学、物理学、生物学)参考サイト
Mathematical Association of America
The American Chemical Society
American Institute of Biological Sciences