語学力重点プログラム(FLAP)体験談EXPERIENCE
トロント大学/University of Toronto 2016年春派遣生の声(FLAP)
○大学・学校について
(1)クラスの雰囲気はいかがですか。
1番高いレベルになると、以前のレベルよりももっと気を引き締めないと置いて行かれそうになります。特に今月はParaphraseや要約を書く練習をたくさんして、どのように言い換えができるかを考えながら試行錯誤して書いていくのが少し大変でした。またリーディングの量も増えて内容も複雑になってきたので、これに早くなれるように努力していきたいと思います。そして何より、クラスメイトが以前のレベルよりもより英語のスキルが高く、いろんな単語や知識をもっていたり、話すスピードがネイティブ並みに速いなど、とても刺激を受けていますし、みんな向上心や意識が高いので授業に積極的に取り組めば取り組むほど学びが多いと感じています。
(2)日本と現地での学生と先生との関わり方の違いについて感じることを教えてください。
文化の違いにおいては、やはり中東のトルコ、イラン、イラクなどから来た人は授業中の発言が積極的で、反対にアジアの中国、韓国、日本はやはり発言数が少ないと思いました。特に先週4人グループでディスカッションをして、調査したことを1つの記事にまとめるとき、ヨルダン、イラン、イラクからの留学生はとても発言が多く、私はなかなか意見を言うことができなかったのでとても悔しかったです。聞くことも大事にしつつ、もっと自分の意見をちゃんと言えるようになるよう、普段から自分の思いや考えを人に伝えて練習していくことが必要だと強く感じました。
(4)放課後や週末はどのように過ごしていますか。
放課後は大体1時間くらい図書館で復習をしてから家に帰るようにしています。また家に帰ったあとはホストファミリーと会話を楽しんだり一緒にボードゲームをしたり洋画を見たりして過ごしています。毎週水曜日の放課後は学校のボランティアミーティングに参加したりまた週に1階くらいは友達と出かけたりして楽しんでいます。週末は学校のボランティア活動に参加したりトロント大学で毎週土曜日に行われているLanguage Exchangeに参加したりホストファミリーと散歩に出かけたり友達と買い物やピクニックに行ったりして過ごしています。
(5)後輩に向けてのアドバイスはありますか。
トロントに来たばかりの4月よりも時間が経つのが速く、そんなときにやっておくべきだと思ったのは毎日英語で日記を書くことです。私は最近、毎日書く習慣が怠ってきていますが自分の気を引き締めるためにも後から留学生活を振り返るためにも英語を身に付ける上でも英語で日記を書くことはとても有益だと言えます。
出発前にやっておいた方がいいことは長期留学の人なら特に自分の身の回りの大切な人、家族や友達と十分な時間をとって一緒に時間を過ごすことが大切だと思います。留学に1人で来ると異国の地でやはり最初は心細くなり誰かに頼りたくなるときがあります。そういったときに自分にしっかり頼れる人がいて気軽に連絡できる人がいることでとても心強くなります。また簡単な英会話は日本で身に付ける機会が色々あると思うので留学前に少しでもやっておいいたほうがいいと思います。
(6)留学中の大学のおすすめポイントはありますか。
①教師の質が高い(どの先生も多くの経験を積んだ人ばかりでわからないことはわかりやすく的確に教えてくれていつも生徒一人ひとりをちゃんと見てくれます!)
②クラスメイトの意識が高く刺激的(トロント大学を出願する人やキャリアを経験してから英語を学んでいる人など、様々なクラスメイトがいて知識や考えも知的で刺激を受けます!)
③私立の語学学校ではほとんど提供していないボランティアの機会が豊富(私立の語学学校に行っている友達が複数いるのですが、毎週留学生でも参加できるボランティアの機会を複数提供しているのは本当に珍しくうらやましがられます!)
④トロント大学生のアシスタントがとてもフレンドリーで親切(アクティビティーやボランティアでトロント大学生がリーダーとして連れて行ってくれるのですがみんなとても親切で会話をするのが楽しいです!)
⑤読み書き中心に思うかもしれないが、毎週1日プロジェクトデーという他の生徒と協力し合いながら、ポスターや記事やプレゼンテーションをするクラスがあり他の国からの生徒とチームワークを行う経験ができる!(いろんな国の人と意見を言い合って協力し合うという機会はとても良い経験だと思います!)
(7)キャンパス内でおすすめの場所はありますか。
1番お気に入りの場所は学校の最上階にあるラウンジです。CNタワーなどいくつかの建物を見ることができとてもステキな景色で気に入っています。
○生活について
(1)ホストファミリーとの生活で気を付けていることはありますか。
ホストファミリーが家に帰ってきたら積極的にリビングに行ってみたり、自分の部屋のドアは寝るとき以外は少し開けておいたり、ホストマザーが犬の散歩に行くときはついて行ってみたり、買い物に誘ってくれたらできるだけついて行って手伝ったりするなど、用事がないときはできるだけホストファミリーと過ごす時間を多くできるように心がけています。
(2)ホストファミリーとの生活はいかがですか。
私のいまのホストファミリーは本当に素晴らしくて、私はとても恵まれていると思います。まず英語を話す機会が毎日あるので、英語の勉強にもなるし、カナダの文化を知るのには最高の環境だと思います。また困ったことがあったら何でも頼れるし、自分の気持ちを吐き出せるので、ストレスも溜まりにくい環境だと思います。そして、何より手作りの食事を提供してくれるので、栄養のバランスがとれて、健康的な食事生活を送れているのが嬉しいです。
(3)留学中、新しく始めたことはなんですか。
1つはボランティア活動です。学校が毎週ボランティアミーティングを開いて複数のボランティアの機会を提供してくれるので毎週ミーティングに行って興味のあるものに参加しています。2つめは今月ホストマザーと一緒にヨガ教室に通い始めました。ヨガに興味があると言ったらホストマザーもちょうど同じく興味があり近くの教室を見つけて週に2日一緒に通っています。リラックスしながら汗をたくさんかいて心と体をリフレッシュできるのでとても気に入っています。英語力をもっと向上させたいので来月はネイティブのボランティア団体にトライしてみたり歌うことが好きなのでトロント大学のコーラスのサークルにも参加してみたいと思っています。
(4)滞在先であった嬉しいこと、驚いたことを教えてください。
滞在先の生活はとても良いです。来週のThanks Givingの週末にはホストマザーの妹のコテージに連れていってもらうため日本では経験できないことを体験できそうでとてもわくわくしています。驚いたことはほぼ毎晩眠る前に家族がハグして頬にキスをして部屋に行くことです。日本ではなかなか見ない光景ですがヨーロッパからのルームメイトもその習慣だったため私も経験させてもらいとても新鮮でした。
▸2015年秋体験談はこちら
▸2015年春体験談はこちら
▸2014年春体験談はこちら