年度別留学体験談EXPERIENCE

カリフォルニア州立大学チコ/California State University, Chico ’17秋派遣生体験談

女性 / 獨協大学 外国語学部 英語学科 3年

カリフォルニア州立大学チコ(2017年8月~2018年5月)

第1回目レポート(秋学期について)

最終レポート(春学期&1年の振り返りについて)

 

☆最終レポート☆

○留学生活を振り返って

(1)留学の目的は何でしたか。

英語力の上達。国際的な視野を広げる。

 

(2)上記の目的は達成されましたか。

スピーキングとリスニングが特に成長したと思います。あとは、アメリカの文化を知り、日本と比べることで、自分の国際的な視野も広がりました。

 

 

○英語力について

(1) 英語力は伸びていると感じますか?

スピーキングが一番伸びたと思います。寮ですごく仲のいい友達ができ、ほぼ毎日一緒にいます。そのため、たくさん話すし、文法など間違っていたら友達が直してくれます。アメリカ人の父に最近電話した時、スピーキングが上手くなったと言われたことが嬉しかったです。リスニングは、授業中にまだ何をいっているのか聞き取れないことがたくさんあります。春学期はレポートを書く授業が多く、最初はチューターに行ってもほとんど直されていましたが、2回目3回目には直されるところが3分の1くらいに減りました。リーディングは、たくさん読むクラスがあるのですが、まだ早く読めないですし読みながら内容がわからなくなるところがあります。とても時間がかかります。

 

(2)語学力上達のために、工夫したこと、努力したことを教えて下さい。

些細なことでもルームメイトや友達に話して会話を広げた。

 

(3)英語力を向上させる上で苦労した点、またご自身で工夫された点はどのようなところですか?

 

<リスニング>

 

苦労した点:友達が言っていることを何回も聞き直すのはとても気まずかったです。授業中はホワイトボードに書かず、口だけでいう先生がいたので、聞き取って、書き取ることが難しかったです。

 

工夫した点:友達の話は、最初にゆっくり言ってもらうように頼みました。授業では聞き取れなかった単語や文は

後で友達や先生に聞きました。

 

<スピーキング>

 

苦労した点:発音が良くなく伝わらないことがたくさんありました。また、語彙力も少ないため、本当に言いたいことが伝わらないことがたくさんありました。

 

工夫した点:単語帳を一からやり直しています。なるべくたくさんの友達と話すようにしています。

 

<リーディング>

 

苦労した点:わからない単語が多すぎて、一通りチャプターを読み終えても、それが何についてのことなのかさっぱりわかりませんでした。また、複雑な文構成や、長い文章が多く、一文を理解するのにも時間がかかりました。

 

工夫した点:わからない単語は文を読む前に丸をつけて調べ、調べた後に文章を読み始めるようにした。わからない文章や文法は、文法書を読んだり友達に聞いたりした。

 

ライティング

 

苦労した点:文法ミスが多くポイントがもらえなかった時があった。文が長すぎてしまったり、短すぎてしまったりして、読みにくい文になってしまった。

 

工夫した点:ライティングチューターを活用したり、友達に聞いたりした。

 

 

○授業について

(1)今学期履修した全ての科目について、振り返ってお書きください。

 

【科目1】Introduction to Communication Studies

授業形式:講義形式

評価のつけ方:テスト3回、クイズ3回、レポート3回

授業内容:この授業ではコミュニケーションスタディの基礎を学びます。Paradigms, Standards and Traditions, Expectation Violence Theory, CMM, Social Pen, Interpersonal Influence Theory, Cultivation, Spiral of Silence, Agenda Setting, Aristotle, Dramatism.

全体を振り返って、苦労したこと、楽しかったこと、その他感想など:クイズとテストとレポートが多く、また、他の授業でもあるので、毎日がいそがしかった。しかし、日本で受けた授業の内容も出てきたため、その時はラッキーでした。

 

【科目2】Gender in Communication

授業形式:ディスカッション

評価のつけ方:テスト3回、プレゼンテーション1回、クイズ10回

授業内容:この授業では、社会の中で使われるコミュニケーションの中でどのようにジェンダーが使われているのかを学びます。

全体を振り返って、苦労したこと、楽しかったこと、その他感想など:思っても見なかったようなところでジェンダーが使われていたので驚いた。

 

【科目3】Interpersonal Communication

授業形式:講義形式

評価のつけ方:テスト3回、クイズ13回、ペーパー2回

授業内容:個人間の中でどうコミュニケーションが使われているか、どう使うかを学びました。

全体を振り返って、苦労したこと、楽しかったこと、その他感想など:一回一回の内容が本当に身近で、人とどう接するかとか、どう接すれば距離が近づくかなど、勉強していて楽しかったです。

 

【科目4】Intercultural Communication

授業形式:ディスカッション

評価のつけ方:授業への貢献度、ペーパー2回、プレゼンテーション、テスト2回

授業内容:異文化間でどうコミュニケーションが使われているのかを学びました。

全体を振り返って、苦労したこと、楽しかったこと、その他感想など:2回目のペーパーが、9.11が原因で行われた捕虜への拷問の映画と異文化コミュニケーションの関連性をかく内容で、映画を何回も見ながら、意見を考え出すのが難しかったです。

 

(2)履修した授業の課題の中で、特にがんばったもの、自信作について教えて下さい。

 

<エッセイ・ペーパー>

科目名:Introduction to Communication Studies

題材:Spiral of Silence

内容:政治的な例の中で、沈黙の螺旋がどのようにして起こっているのかを書く。

大変だったこと、やり遂げての感想:あまり政治に詳しくなかったため、例を考えるのが大変だった。たくさん時間をかけただけに、満点が取れて本当に嬉しかった。

 

<プレゼンテーション>

科目名:Intercultural Communication

題材: Different approaches to studying intercultural communication

内容: 異文化コミュニケーションの中で、Socio-Sociological, Interpretative, Critical Approach がどう使われるかについて。

大変だったこと、やり遂げての感想:プレゼンテーションが一番初めで、どんな風にやるのかわからなかったけど、グループのメンバーと相談しながら無事やり遂げることができた。

 

(3)学部授業を総括して、日本の授業と違う点、留学先国の授業の特色、自分が感じたことなどを教えてください。

ほとんどの生徒が手をあげて自分の意見、感想、質問などをしている。授業中に寝ている人が全くいない。授業中に携帯をやっている人は日本より少ない。ノートに書くのではなくて、パソコンに打ち込む人もいる。周りの学生同士で私語をしている人がいない。やる気が全然違う。

 

 

○ 寮生活/ルームメイトについて

(1)ルームメイトとの関係(どのくらい接点がありますか)

会話は毎日する。たまに出かけるくらい。冗談言い合ったり、服を貸し借りしたり、仲は結構いい方だったと思う。

 

(2) 食事(カフェテリア、自炊の方法やバランスなど)はどうですか?

カフェテリアにもいっていたし、カフェテリアにいかないときは、フードパントリーなどで無料で集めてきたパスタやパン、チキンの缶詰などで料理を作った。

 

○ 学生生活についてお書きください。

(1)1週間のおおまかなスケジュールを教えて下さい。

朝は授業があるまで寝ています。授業と授業の間は寮に戻って休憩時間にしていました。授業が終わると1~2時間休憩してから、12時くらいまで課題や復習、予習をしました。

 

(2)友達、クラスメイトとの交友関係、付き合い方を教えて下さい。変化はありましたか。

クラスメイトとはグループワークがない限り話しませんでした。最初の授業の日に、近くに座っていた子2人くらいにアドレスを聞いて、授業で分からなかったところなどをメールで聞いたりしました。

 

(3)留学生活の中で、最も良い思い出、大変だった思い出をそれぞれ教えて下さい。

最も良い思い出:ハロウィンです。寮のみんなで着替えてメークして出かけました。ハロウィンのおかげで寮のメンバーとぐんと距離が縮んだと思います。

大変だった思い出:期末前と中間テスト前の2週間です。ほぼ毎日勉強しかしませんでした。ストレスが溜まったら、近くのスーパーで大きなアイスクリームを買ってきてモチベーションをあげていました。

 

(4)一番の息抜きの方法は何ですか。

一番の息抜きの方法は母に電話をすることです。いいことも悪いこともなんでも話せるし、受け止めてくれました。誰にも話せなかった、ストレスとか、悩みとかも聞いてもらってスッキリしました。

 

(5)休み中の過ごし方について教えてください。

休みは基本家にいました。部屋にいたり寮のリビングにいたりしました。主には課題やテスト勉強などに使いました。

 

(6)おすすめのイベントやクラブ活動があれば教えてください。

チコには、クラフティーキャッツというものがあって、毎週、鉢植えを作ったり、バッグを作ったり、ペイントをしたりと、とても楽しいイベントです。

 

(7)日本から持っていったノートパソコンの使用頻度や必要性、またどのようなことに使っていたか(授業の課題、リサーチ、音楽、スカイプ等々)について教えて下さい。

ノートパソコンを授業でノートがわりには使いませんでした。しかし、チコ校では、ブラックボードといって、シラバスや、成績、先生からの連絡など、毎日更新されるのでその時にノートパソコンを使いました。

 

(8)日本の家族、友達とはどのくらいの頻度で、どのように連絡をとっていましたか。

家族とは週に1度くらいのペースで連絡を取っていました。悩みなどを特に相談しました。友達とは2週間に1回くらいです。

 

(9)大学のサポートセンター(ライティングセンター、チューターなど)は利用しましたか。利用した場合、勉強を進める上で役に立ちましたか。

ペーパーの添削をライティングセンターに頼みました。そのおかげで単語や文法のミスがだいぶ減りました。

 

 

○ 留学全体を総括して

(1)留学を通して身に付いた、成長したと感じる点はどんなところですか。

一番は英語力です。スピーキングとリスニングが特に身についたと思います。次に積極性です。アメリカにいて、自分から積極的に話しかけるようになりました。

 

(2)留学先の国、大学について、出発前と考え方やイメージが変わった点はありますか。

思っていたより汚く、一部の人が日本ではありえないような行動をしていて驚きました。ホームレスも多かったです。

 

(3)これからの目標、進路についてはどのように考えていますか。

まだ具体的には決まっていませんが、日本で英語を使う仕事がいいかなと考えています。

 

(4)同じ大学へ留学する後輩へのメッセージ、知っておいたほうが良いことを教えて下さい。

寮に住んでいる人に届くパッケージは、メールルームの裏で投げながら手渡しているので、貴重品や割れ物は近くのアマゾンロッカーに届くようにしたほうがいい。

 

(5)上記の質問以外で、留学を通しての現在の想いについて、自由に書いて下さい。

この10ヶ月は本当にあっという間でした。勉強の面でも、遊びの面でも、日本では経験できないようなことを体験できて、本当にいい思い出になりました。留学を通して、自分のことを見つめ直すこともできたし、相手についてもよく考えるようになりました。また、アメリカという国の文化、政治などを学び、自分の国際的な視野が広がったと思います。

 

 

○ JSAFサポートについて

(1)JSAFでの出発前英語研修は、役に立ったと感じますか。またそれはなぜですか?

役に立った。グループでプレゼンをする授業があったが、出発前英語研修のプレゼンの時と似たような形式だったので、スムーズに準備することができた。

 

(2)JSAFの出発前オリエンテーションは、役に立ったと感じますか。またそれはなぜですか?

役に立った。大事なことや注意することは全部出発前オリエンテーションで学んだ。今もたまにしおりを読んで確認する時があります。

 

(3)その他、JSAFのサポートについてコメントはありますか?

出発前にきた現地からのメールなど、分からないことがあった時に連絡したらすぐに返事をくれた。留学中にもレポートのアドバイスなどをしてくれた。毎月のJSAFへのレポートでは、返信の時に、たくさんコメントをくださり、嬉しかった。アドバイスなどもあり、本当にサポートしてくれました。

 


☆第1回☆

○大学について

(1)大学キャンパスの設備や雰囲気はどうですか?

チコは緑がたくさんあり、とても自然的です。また、キャンパスもそこまで大きくないので、学生はとてもゆっくりしているように思えます。キャンパス近くの寮に住んでいるほとんどの学生は歩きで通っていますが、University Village(大学から少し離れた学生寮)に住んでいる学生は自転車や送迎バスを利用しています。その他には、スケートボードで通っている人をよく見ます。

この大学にはカフェや売店などがたくさんあり、学生証に入っているお金で買うことができるのでとても便利です。学生食堂は食べ放題で、メニューも毎回変わるので美味しいですし、飽きません。また、学生食堂が閉まった後からカフェも開くので、そこで夕飯を買うこともできます。

ジムがとても大きくて、交流の輪も広がります。学校にヘルスセンターがあり、無料で診察してもらえます。

 

(2)学生同士の交流・友人関係について教えてください

現地の学生:寮の子とは、毎日一緒にいるのでなんでも話せるくらい仲良くなれますが、そのほかの学生とは授業のグループを通じて仲良くなれます。しかしその子と2人切りで遊ぶとかは私の場合はないです。

他の国からの留学生:授業や学校でほかの国からの留学生とはまだあったことがないですけど、同じ寮に、日本人の留学生が私含め4人、イギリスからが2人、ドイツからが1人います。(インターナショナルの寮だからです。)

日本人:同じ寮の日本人の子は会えば話しますし、JSAFからの派遣生徒とも会えば話します。しかしそれ以外の日本人の友達はいません。

 

(3)大学のある街について教えてください

どんなところですか:静かでとても過ごしやすいです。ダウンタウンも近く、ショッピングモールも近くにあるので買い物には困りません。バスも無料で利用できるのでとても便利です。平日の夜は比較的静かですが、週末になると騒がしいです。

ダウンタウンまでのアクセス:ダウンタウンまでは、私が住んでいる寮からは徒歩で20分くらいです。

お薦めスポット:

①チコモール付近。ターゲットやディスカウントショップ、激安なスーパー、レストランなどが揃っています。

②ダウンタウンにあるベーグル屋。賞味期限が近いベーグルは、5つ1ドルで売っています。夕方くらいになると無料で配っている時もありました。

 

(4)キャンパス内外の治安はいかがですか

キャンパス内:特に悪くないです。しかしよく寮で火災報知器がなります。本当の火事があったということは一度しか聞いたことがありません。

キャンパス外:たまに銃声を聞きます。この前寮の目の前で車の衝突事故がありました。あとは、ホームレスの人を見かけます。

 

(5)初日のオリエンテーションは分かりやすかったですか

全部を聞き取ることは難しかったですが、担当の人が重要なところを強調していたので、重要そうなところは逃さないように聞いていました。あとは同じJSAFの子と確認しながら聞きました。

 

 

 

○授業について

今学期履修した授業について教えてください。

 

【科目1】 Marriage / Family Relationships

授業形式:ディスカッション

クラスの規模:80人くらい ほぼアメリカ人

評価のつけ方:ペーパーテスト、オンラインテスト、出席回数、提出物

授業内容:この授業は、アメリカの男女間の付き合い方、結婚、その後など、人生の中での人間関係について学ぶ授業です。私がアメリカに来て一番驚いたことは、性について誰もがオープンに話すことです。それはこの授業で学びました。家族計画、避妊について、アメリカの結婚生活、子供の躾、うまく付き合っていく方法、家庭内暴力、離婚、死など人生の中で起こりうる様々なテーマについて話し合います。

全体を振り返って、苦労したこと、楽しかったこと、その他感想など:私は将来はアメリカで仕事を見つけ、出会った人と結婚し、アメリカで生活をしたいと考えているため、この授業はとても役に立ちました。

 

【科目2】History of Rock Music

授業形式:講義形式

クラスの規模:30人

評価のつけ方:小テスト、最終テスト

授業内容:古いロックや歴史などを知ることができた。音楽の幅が広がった。

全体を振り返って、苦労したこと、楽しかったこと、その他感想など:元々ロックが好きだったけど、古いロックや歴史などは知らなかったため、知ることができてよかったし、音楽の幅が広がりました。また、このような授業は獨協大学にはないので、とても面白かったです。

 

【科目3】Leisure and Life

授業形式(レクチャー・セミナー・ラボなど):講義形式

クラスの規模:180人

評価のつけ方:毎回の小テスト、出席回数

授業内容:暇な時間の有効な使い方、人生を通しての、時間の有効的な使い方。

全体を振り返って、苦労したこと、楽しかったこと、その他感想など:毎回小テストがあったため、毎回予習をしました。また、この授業では、グループでのNight time activityと言って、グループで夜にどこかへ行ったり、何か特別なことをしたりする回があり、私のグループは、ちょうどハロウィンの時期だったので、corn mazeへ行きました。また、Laughter activityと言って、各班が何か笑えるアクテビティを用意し、クラスでやるという回もありました。

 

【科目4】Introduction to Women’s Studies

授業形式:講義形式

クラスの規模:50人

評価のつけ方:小テスト、出席回数、中間テスト

授業内容:アメリカで生活していく上での女性の立場、女性の生き方、差別、女性問題の解決法。

全体を振り返って、苦労したこと、楽しかったこと、その他感想など:苦労したことは、予習で読んでこなければいけない記事について授業で意見を言い合う授業だったため、最初はみんなが手を挙げている中、手を挙げて発表することに慣れてなかった私はすごく戸惑ったけど、だんだん慣れて来ました。

 

○寮生活についてお書きください。

ルームメイトとの関係はどうですか?

私の寮は、6つの”House”があり、各Houseに19人ずつ住んでいて、その中で一人部屋、二人部屋、3人部屋、4人部屋に分かれています。私は3人部屋なので他に二人のるームメートがいますが、3人とも仲良くやっています。特に衝突や言い合いもなく、過ごしやすいです。学校がないときはよく部屋に3人揃いますが、お互いに違うことをしているので、特に話すこともありません。

 

食事(カフェテリア、自炊の方法やバランスなど)はどうしていますか?

私の場合、ミールプランは週4回なので、事前にメニューを見て、行きたい日を絞って効率よく行っています。また、ミールプランとは別に、学生証にお金が入っているので、そのお金でカフェに行ったりして、なるべくお小遣いを使わないようにしています。

 

休み中の過ごし方について教えてください。

休みの日は映画を観に行ったり、友達とハイキングに行ったり、プールに行ったりしています。なるべく外に出て何かをするよう心がけています。

 

来学期に向けての目標や、準備しておきたいことを詳しくお書きください。

予習を今学期よりも徹底し、毎回の授業で発表できるようにする。毎回毎回わからないところをなくすよう徹底し、授業内容をその日のうちに理解する。

 

 

 

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