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カンタベリー大学/University of Canterbury’18春派遣生体験談

女性/獨協大学 外国語学部 交流文化学科 3年

カンタベリー大学(2018年2月~11月/現在留学中)


【第1回レポート】

大学について

大学キャンパスの設備、雰囲気はどうですか?

・自然が豊か

 これは天気がいい時に特に実感しますが、勉強で疲れた時に寝転がれる芝生があること、ちょうどよい木陰があるところ、大学の周りをきれいな川が流れていてカモがのんびり泳いでいるところなどなど、ほっとする景色が近くにあるところが気に入っています。

・キャンパスがきれい

大学の規模はあまり大きくありませんが、その分授業の合間の移動教室は大変ではありませんし、個人的にはこぢんまりとした雰囲気が好きです。またすべてではありませんがいくつか新しくできた教室棟もあり、学習環境も良好です。まだ数棟建設途中の建物があるのでこれからもっときれいなキャンパスが増えると思います。

・いたるところにカフェがある

 大学の各棟といっていいほどいたるところにカフェがあります。小腹がすいたときや授業の合間に休憩したいときに便利です。ただ難点は閉まるのがかなり速いということ。早くて15:30、一番遅いところでも17:00には閉店するので学校に遅くまで残って勉強したときは常に食べ物を持っていきます。

学生同士の交流・友人関係について教えてください

現地の学生:同じ授業でできた友だち

 現地の学生とは主に授業内で知り合います。私はニュージーランドでしか取れない授業(ニュージーランド・マオリの文化、歴史)の方を多く取っているので現地の学生は少ないですが、社会学の授業では現地の学生と多く知り合うことができます。私は授業で分からないところや、課題について聞きたいことがあったときに友だちに聞いて教えてもらっていました。また授業終わりにカフェに行っておしゃべりしたりすることもありました。

他の国からの留学生:同じ寮で生活する友だち

 ほかの国からの留学生との交流に関しては最初の授業が始まる前の留学生向けの交流イベントや、寮のオフィスが主催するイベントで主に知り合います。私はオリエンテーションで留学生向けに開かれたクライストチャーチ市内を周回するバスツアーでシンガポール出身の友だちと出会い、そこから連鎖的にどんどん友だちが増えていきました。また私は現地学生との交流よりほかの国からの留学生との方が深い関係を作りやすいと感じています。それは同じ寮で生活しているのは圧倒的に留学生が多いからです。お互いのフラットに遊びに行って一緒にご飯を作って食べたり、市内を探検したりとより仲良くなれる機会があります。

日本人:同じフラットに住む友だち

 私は同じフラットに日本人の留学生は一人一緒に住んでいます。最初のころはよく一緒に出掛けたり、スーパーの買い物をシェアしたりしていましたが、お互い自分の生活が確立されてきたり、別々に仲の良い友だちができてくると一緒に何かすることは減ってきました。たまにはお互い日本語で話してストレスを発散して付きすぎず、離れすぎずの良好な関係を築けていると思います。

大学のある街について

どんなところですか:こぢんまりした街

クライストチャーチは南島の中では一番大きい街ですが、日本の「都会」のイメージとはかけ離れています。自然と街のバランスが、田舎出身の私にはちょうどよく感じます。同じフラットの日本人学生は都会出身なのでダウンタウンの小ささに物足りなさを感じているようです。電車はありませんがバスで基本的にどこでも行くことができるので公共交通機関は整備されていて便利です。

ダウンタウンまでのアクセス:バスで30分程度

バスはメトロカードという日本でいうPASMOのようなカードを作ればより安く利用することができます。本数は曜日や時間帯によってばらつきはありますが5~20分ほど待てば来るかなという状況です。

お薦めスポット:ハグレーパーク/ポートヒルズ

バスで5分ほどのところにハグレーパークというとても大きな公園があり天気の良い日は散歩をしたり、ラグビーやサッカーの練習をしたりする子どもたちをよく見かけます。また周辺には美術館もあるので観光客の姿も多くみられます。芝生がとても広いのでイベントが開催されることも多くあります。

 ポートヒルズはクライストチャーチの端の方にある小高い丘で上からの夜景がとてもきれいな場所です。

その他:ダウンタウン散策

ダウンタウンは2011年に起きた大きな地震の跡がいまだに残っていて、壊れた教会や建物に書かれたウォールアートを見ることができます。震災後のシンボルとなっているカードボードカセドラルの近くには震災で亡くなった方を追悼するためにおかれたたくさんの白い椅子があったり、広い空き地が多くあり、震災後7年たったとはいえ完全な復興までは長い道のりになりそうです。

しかし、ほとんどの建物が倒壊したであろうダウンタウンは新しい建物も多くあるので「新しい街」だなという印象も受けました。倒壊した建物・復興途中・新しい街といった3つの側面を感じることができるので、ダウンタウン散策も興味深いと思います。

キャンパス内外の治安はいかがですか

キャンパス内:とても良い

キャンパス外:良い

キャンパス内外にかかわらず、クライストチャーチの治安はとても良いと思います。もちろん夜に一人で出歩くのは少し怖いと感じたことはあります。それでも悪いニュースは今のところ聞いたことはありません。キャンパス内にバーがあり、イベントが行われる毎週木曜日の夜は少しそのバーの周辺及び寮周辺が荒れます。それでもそこまで危ないことは起きていないので治安は良好です。

初日のオリエンテーションは分かりやすかったですか

わかりやすかったと思います。ただ多くの学生が初日のオリエンテーションが長いと感じていたようです。朝から夕方まで授業の受け方や簡単なマオリ語の講座、警察官からの学生生活を送る上での注意(運転や飲酒について)などなど盛りだくさんでした。

 


授業について

今学期履修した全ての科目について教えてください。

①Kiwi Culture

授業形式:レクチャー2コマ、チュートリアル1コマ

クラスの規模:全体 50人、各チュートリアル 約15人

評価のつけ方:1st Essay 25%, 2nd Essay 25%, Final Exam, チュートリアル出席率

授業を通して学んだこと(授業内容):

ニュージーランドの歴史を通してKiwi Cultureがどのように形作られてきたかを学びます。このコース全体を通した大きな問題は、どのようにnational identy’は形成されるのか、‘New Zealander’とは誰のことを指すのか などといった歴史からニュージーランドの文化を見ていく授業です。

ニュージーランドは太平洋に島々から渡ってきた人々(マオリ)と植民地時代にヨーロッパからやってきた入植者と移民(パケハ:マオリ語で白人を指す)によって構成されてきました。そのためニュージーランドはマオリの文化とヨーロッパの文化の二つが存在していましたが、時代の変遷とともにその文化はお互いに形を変え、ニュージーランド特有のKiwi Cultureを形成しています。今ではより多くの移民がヨーロッパに限らず世界各国から集まるニュージーランド。その文化はこれからも形を変えながら固有の文化を築いていくと思います。

全体を振り返って、苦労したこと、楽しかったこと、その他感想など:

この授業の教授は特にニュージーランドアクセントが強く、最初のうちはほとんど理解できず一番苦労した授業でした。またこの授業は主に留学生が多く取っていましたが、日本人は私だけで最初はなじめるかとても不安でした。しかし休まず授業に参加していくうちに耳も慣れ、顔見知りの友だちが増えていくことで授業の雰囲気にも慣れることができました。ニュージーランドの歴史や文化は今まで習ったことがなかったのでとても興味深く、改めてニュージーランドの魅力に気づくことができました。

②Introduction to Traditional Maori Society

授業形式:レクチャー2コマ、チュートリアル1コマ

クラスの規模:全体 143人、チュートリアル 約15~20人

評価のつけ方:

Online Quiz: 各々 20%, Take Home Test1: 25%, Research Exercise: 25%, Take Home Final Test: 30%

授業を通して学んだこと(授業内容):この授業ではマオリの歴史と文化の基礎を学びます。マオリの世界観や歴史的・文化的・社会的な視点からマオリ社会についてトピックごとに例を挙げて見ていきます。どのように太平洋の島々から最初のマオリがニュージーランドにやってきたのか、彼らのタトゥー文化の起源とその変遷、彼らの慣習の裏にある神話などを学びました。チュートリアルではグループワークを中心に行いました。

全体を振り返って、苦労したこと、楽しかったこと、その他感想など:この授業もまた留学生が多く受講していて日本人の学生もいたので、時にはみんなで協力して情報共有をすることもありました。この授業もまた教授の英語のマオリアクセントが強くて慣れるまでに時間がかかりました。しかしチューターと学生の距離が近い授業でもあったのでわからないところは気兼ねなく聞くことができましたし、チュートリアルでのグループワークのおかげで学生同士も仲良くなりやすかったです

③Exploring Society

授業形式:レクチャー2コマ、チュートリアル1コマ

クラスの規模:全体 31人、チュートリアル 約15人

評価のつけ方:Tutorial attendance: 10%, On-line Quiz: 10%, Essay1: 25%, Essay2: 25%, Take-home test: 30%

授業を通して学んだこと(授業内容):このコースでは社会学の基礎をセクシュアリティとジェンダー、健康、宗教、グローバルアイデンティティなどといった広い分野から学びます。それらの現象がどのように私たちの生活に影響を与えているのか、多くの社会学者たちがさまざまな観点から情報を集め分析してきたように社会現象を幅広い視点で考えることにより、私たちも身近な問題を社会学的考え方で分析できるようになる能力を養います。

全体を振り返って、苦労したこと、楽しかったこと、その他感想など:この授業はほかの二つの授業とは違い「留学生向け」の授業ではないのでもちろん英語で授業内容を理解するのが一番大変でした。日本の大学で専攻していたのでなんとかついていくことはできましたが、留学前に少し復習した方がよかった方とも思いました。しかし講義はトピックごとに違う講師の方が来て授業をするので飽きることなくとても面白かったです。チュートリアルでは主に小さなグループでの簡単なディスカッションでした。いろいろな学生から多くの意見を聞くことができただけでなく、ディスカッションする時の姿勢が日本とは違ってみんな積極的でいいなと感じました。課題は主にエッセイで本を調べて読んで書いてレファレンスをつけてといった作業が毎回大変で、提出前は学校に深夜まで残ってやることもありましたが、力はついたかなと思います。


寮生活について

寮生活/ルームメイトについてお書きください。

ルームメイトとの関係/どのくらい接点がありますか?

私の寮のフラットには5人生活していて全員女子学生です。国籍は日本、インド、カナダ、ニュージーランドとバラバラです。私は適応能力が高い方だと自負しているのですが、やはり全く知らない人と物や場所を共有して生活するというのは難しいなと思いました。時には価値観の違いによりイライラしたり意思疎通がうまくいかないこともありました。私たちのフラットはそれぞれ仲のいい友だちがフラットの外にいたので、だんだんフラットにいる時間が短くなっていき、一緒に過ごすことも減ってはいますが、キッチンや洗面所は共有なので毎日最低1回は話す機会はありました。

食事(カフェテリア、自炊の方法やバランスなど)はどうしていますか?

前述したようにニュージーランドは外食が高いので基本的に自炊をするようにしています。学校のカフェや売店で買うこともありますが節約するためになるべく控えていました。また友だちのフラットに集まってみんなで是医療費をシェアしてご飯を作って食べることも多々ありました。


学校生活について

課外活動についてお書きください。

大学内の活動に参加していますか。

・Student Volunteer Army (SVA)

 この団体はクライストチャーチ(カンタベリー地方)の山間部や湖のほとりでの植樹作業やレンガ作りなどといったボランティア活動を行う団体に参加しています。これまで2つの大きな活動に参加してきました。一つは海岸近くの丘の上から下まで盛り土を崩して運ぶという作業、もう一つは2泊3日のキャンプで湖の周りに生えている松の木の間伐作業でした。どちらも体力的にとても大変でしたが、ニュージーランドの美しい自然の中でメンバー同士の交流もあるのでとても楽しいです。

 

・Operation Friendship

 このクラブは毎週金曜日の夜にみんなでボードゲームをしたり、映画鑑賞をしたりする学生同士の交流がメインのクラブです。またこの団体にはいくつかの地元のご家族が協力していて、お宅にお邪魔して夕飯をごちそうになったり、車で自然のアクティビティができるところに連れて行ってくれたりといった交流が行われることもあります。ニュージーランド料理をごちそうになったり、ニュージーランドの文化や歴史についてもお話してくれるのでとても楽しく参加しています。

スポーツはしていますか?具体的に教えてください。

大学のジムに通っています。平日はなるべく週に3回ほど行けるようにしています。また最近は友だちとジム内の体育館でバスケットボールをしたりズンバの無料の講座に参加したりしています。無料の講座はズンバ以外にもヨガ、ピラティス、激しい有酸素運動のプログラムなど時間や曜日によってさまざまあるのでこれからもいろいろ挑戦してみたいと思います。

休み中の過ごし方について教えてください。

主に友だちとダウンタウンに出掛けたり、レンタカーを借りてロードトリップをしたり、パーティーをしたりとほとんどの時間を自分の部屋以外で過ごしています。


出発前~到着後のことについて

渡航前に日本で準備しておけば良かった点

・英語の学習

 英語学習については自分なりに十分な準備をしてきたつもりでしたが、いくらやったとはいえ足らない部分はあります。ニュージーランドは英語といってもアクセントが独特で最初は戸惑ったのでできるだけいろいろな英語を事前に聞いて耳を慣らしておけばだいぶ違ったと思います。

・科目の学習

 留学を始める前からニュージーランドでしか学べないマオリの文化や歴史を学ぼうと決めていたので、そのことについて概要だけでも日本で本を読んだり、調べたりしておけばよかったと思っています。もちろんこちらでは最も基礎的なクラスを取っているのでどの生徒もほとんどマオリに関する基礎知識がない状態ではありますが、英語で学ぶという点でのアドバンテージが私には足りなかったので理解に時間がかかります。少しでも日本語で分かっている部分があればもっと授業に早く慣れることができたかもしれません。

日本から持ってくれば良かった物

・上着、長袖Tシャツ

 到着したときニュージーランドは夏の終わりごろだったので想像以上に肌寒く感じました。夏とはいえ思った以上に爽やかで、日差しが痛いのでとても半そで一枚では歩けません。湿気もないので日陰に入ると寒いと感じるほどですし、朝晩も肌寒いです。パーカーやさっと羽織れるもの、長袖Tシャツは多めに持っていくことをおすすめします。

・大き目のエコバック

 私はこちらに来てからすぐに大学のオリエンテーションなどで不織布性の大き目な袋をもらえたのでそれを使っていますが、あるととても便利です。こちらのスーパーはレジ袋が有料のところもあるので買い物のときにもっていくと少しですが節約になります。またランドリーに行くときに服を入れて持っていくのにも使えます。わたしは母親に冬服を送ってもらうついでにIKEAの袋を入れてもらいました。これが非常に便利です。

・電気のプラグ(2~3個)

 ニュージーランドはコンセントがハの字型なので日本の電化製品を使うときは変換プラグが必要です。しかし私は1つしか持ってきていなかったので部屋に刺したまま忘れると大変です。出先でパソコン、携帯が充電できません。2~3個あると安心だと思います。

到着後すぐに購入が必要だったものは何ですか

・食料品/洗面用具

 私は寮での滞在だったので基本的に自炊生活になります。そのため到着してからとりあえず一番近くのスーパーに行き食料品を調達しました。またシャンプーやせっけんなどといった洗面用具も現地調達で済ませようと思い、日本からは持ってきていなかったので同じくスーパーで購入しました。


来学期に向けて…

来学期に向けての目標や、準備しておきたいことを詳しくお書きください。

来学期からは新しい授業での再スタートと同時に先学期よりも積極的に授業に参画するように心がけたいです。同じ授業を取る学生とはもちろん教授とももっと積極的にコミュニケーションが取れるように普段の生活から自分の英語力により自信が持てるように英語能力の向上に努めたいと思います。

生活面ではおそらく新しいフラットメイトが来るかもしれないので自分のこれまでの経験からいろいろ教えてあげたり、交流を図れたらいいなと考えています。また新しい人との出会いをもっと大切にしていきたいです。今まで仲の良い友だちはたくさんできましたが、それをまた自分から開拓できるようになりたいと考えています。自分のcomfortable zoneから出て、新しくできたクラスの友だちとも深く交流してみたり、初心を思い返してこれまで以上に外交的に生活していきたいです。

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