JSAF派遣生留学体験談JSAF EXPERIENCE
青山学院大学文学部比較芸術学科4年
- 留学先 :ミラノカトリック・サクロクオーレ大学
- 留学時期:2018年8月~2019年5月
- 留学期間:1学年間
大学キャンパスの設備、雰囲気
キャンパスはいくつかあり、留学生用の授業が主に行われるのはメインキャンパスのそばにあるビルディングです。イタリア語の授業はメインキャンパスで行われ、イタリア人の生徒と共に大学にいる気分になれます。キャンパスはどこもきれいでカフェテリアやコーヒーマシン、購買などがあります。
大学のある街・治安
どんなところですか:ミラノは交通機関が整っているので大変暮らしやすく、スーパーの価格もそれほど高くありません。年に一度あるファッションウィークとデザインウィークは町を巻き込んで盛り上がるのでとても面白いです。
ダウンタウンまでのアクセス:歩いてドゥオーモまで行くことが可能です。
お薦めスポット:興味によって違った見え方のする街だと思います。
その他:様々なイベントが行われているので、いかに情報を集められるかが重要だと思います。
学生同士の交流・友人関係
現地の学生:普段の授業は留学生用になるので、現地の生徒と関わるにはより積極性が必要です。私は、現地の日本語クラスのアシスタントをしていたので、そこでイタリア人生徒と少し関わりを持つ事ができました。
他の国からの留学生:アメリカ人が半数を占め、次にメキシコ他は各ヨーロッパの国々やアジア人が少しいます。
日本人:同時期に留学していたのは私を含めて4人でした。
滞在(ホームステイまたは学生寮)
大学の寮は1人部屋でしたのでとても快適でした。キッチンは留学生10人程で共用なので時間をずらしたりする必要があります。。
留学の目的について
様々な国籍の様々なバックグラウンドを持った人たちと関わることで自らの価値観や世界観を広げ、また、問題対処能力を向上させるため。
上記の目的は達成されましたか。
自分がいかに素晴らしい環境で育ってきたか感じられたし、その為いかに物事について知らないか考えさせてられました。自分の中の変化を感じられた
留学を通して身に付いた、成長したと感じる点
生活するにあたって問題に対する自己処理能力や、常に安全に気を使う警戒心が1番大きく変わった点だと思います。
留学を通しての現在の想い
念のため常に安全に気を使う必要がありますが、それ以外はファッション、デザイン、建築、歴史、スポーツ、食、全てにおいて素晴らしい場所です。
今後の進路、目標について
帰国後直ぐに就職活動を始めるかと思います。
同じ大学へ留学する後輩へのメッセージ、知っておいたほうが良いこと
異文化を学びたい方にはミラノをお勧めします。
プログラム費以外でかかった費用目安
生活費 | 携帯電話料金:月1500円程度、ミールプラン以外の食事代:諸費用に含む。 |
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航空券代 | 国際航空券代(往復):25万程度 |
現地旅行費用 | 月3万程度 |
教材費 | 学部:なし |
その他 | 個人的な諸費用(こづかい、買物代など)合計:月1万程度 |
渡航前に日本で準備しておけば良かったこと
世界史をこまかく総復習
日本から持ってくれば良かった物
日本語で書かれたイタリア語のテキスト、世界史の教科書
到着後すぐに購入が必要だったもの
バスマット
学生生活
1週間のおおまかなスケジュール
月曜日から木曜日は授業があり、夜はたまにアペリティーボに行ったりしました。金曜日から日曜日は旅行に行くことが多かったです。
留学生活の中で、最も良い思い出、大変だった思い出
ミラノという街の中で生活できることが何と言っても最高だと思います。大変だったことは特にないかもしれません。
一番の息抜きの方法
本を持って一人で旅行に行くことです。
休み中の過ごし方
友達と街を散策したり、旅行に行ったりしました。
日本の家族、友人との連絡頻度
家族は日本にいなかったので、基本インスタグラムでたまに連絡を取っていました。友達とはたまにSNSでチャットをしたりしました。
学部授業
- コース番号 :SOCU300
- 授業タイトル:Reading Milan and Italian Cities
- 単位数 :3
授業形式(レクチャー・セミナー・ラボなど)
レクチャー、フィールドトリップ
評価のつけ方(テストの種類、回数、評価の割合など)とそれぞれの結果(点数、グレードなど)
レクチャー、フィールドトリップ
授業を通して学んだこと(授業内容)
ミラノという街の成り立ちや歴史、経済発展や文化、企業についてフィールドワークと講義を通して多角的に学びました。
全体を振り返って、苦労したこと、楽しかったこと、その他感想など
フィールドワークが多く、アルマーニの博物館やマイクロソフトの中に入れたりするのが非常に良い経験だったと思います。
学部授業
- コース番号 :ITCU250
- 授業タイトル:Italian Cuisine and Language Course Lab
- 単位数 :3
授業形式(レクチャー・セミナー・ラボなど)
レクチャーとキッチンラボ
評価のつけ方(テストの種類、回数、評価の割合など)とそれぞれの結果(点数、グレードなど)
レクチャー部門ではプレゼンテーション、ラボ部門では、実技。
授業を通して学んだこと(授業内容)
授業は座学のレクチャーでは、イタリアの文化を地域ごとに食を通して学びました。決してインターネットや本だけでは得られない文化について知る事ができ、大変興味深かったです。また、ラボではイタリア文化に深く関係するイタリアンの作り方を一から知ることができ嬉しいです。
全体を振り返って、苦労したこと、楽しかったこと、その他感想など
先生もシェフもとても親切で、家に帰ってもイタリアンを自分で作れるうになりとても満足しています。
学部授業
- コース番号 :-
- 授業タイトル:Italian language
- 単位数 :3
授業形式(レクチャー・セミナー・ラボなど)
レクチャー
評価のつけ方(テストの種類、回数、評価の割合など)とそれぞれの結果(点数、グレードなど)
授業は主にレクチャーで、近くの人とグループワークをしたりリスニングをしたりしながら、イタリア語を学びます。成績は出席と中間筆記試験、期末筆記、グループオーラル試験で付けられます。
授業を通して学んだこと(授業内容)
話す、聞く、読む、書くを毎授業行いイタリア語の文法や単語を学んだことで、体でイタリア語を身につけられたように思います
授業の課題の中で、特にがんばったもの、自信作
エッセイ・ペーパー
科目名:Reading Milano
題材:80年代におけるミラノのパニナリと東京の渋カジファッションの比較
内容:アメリカンカジュアルファッションが大流行した80年代、遠く離れたミラノと東京で似たような現象が起きており、双方の歴史背景や特徴などの比較。
大変だったこと、やり遂げての感想:今期は唯一のペーパーでした。約6-7枚程がノルマだったので、量が多く書き上げるのに苦労しました。
プレゼンテーション
科目名:Reading Milano
題材: ブレラ地区におけるデザインウィーク
内容: 年に一度行われるデザインウィークをブレラ地区に限定し、個人の経験を交えながら説明する。
大変だったこと、やり遂げての感想:5人でのグループワークで、動画を作成することが必須だったのでグループメンバーで動画を撮りに行ったり、個人で撮影をしたり、編集をしたりするのが大変でした。
学部授業を総括して、日本の授業と違う点、留学先国の授業の特色、自分が感じたこと
イタリアの試験では、主に口頭試験が多く、いかに理解しているかを先生に口で説明しないといけません。これは小学生の試験から大学まで同じだそうで、大変効果的だと感じました。もし山が外れたとしても、いかにして自分の得意な分野や勉強し自信のある分野に話を誘導して相手を納得させるかが常に重要になってくるからです。このため、生徒は付け焼き刃の知識だけでなく、理解をした上で相手(大人)を納得させる自分の意見をはっきり伝える習慣が身につくのだと思いしました。
JSAFサポートについて
サポート全体の感想
ミラノカトリック大学はとても良い大学でした。ありがとうございました。
申込から出発までのJSAFによる英語勉強サポート
留学前に英語に触れるという点で役に立ちました。
留学前に、留学した時のシミュレーションができて身が引き締まりました。
Pre Departure Orientation
留学する前の心構えや、留学するんだという実感を持つことができよかったです。
積極的になることが大切という章で、私はあまり積極的に話しかける方ではないので、少し考えさせられました。
出発前オリエンテーションおよびEnglish Workshop
留学した時の心持ちや、問題が起きた時の対処方法などを知ることができて為になりました。
語学力について
留学開始当初と比べ外国語力はどのくらいついたと感じますか?
留学当時はほとんどイタリア語を話すことはできませんでしたが、今は簡単な挨拶からお店での注文や簡単な会話はできるようになりましたし、相手が話している内容をなんとなく理解できるようになりました。これは日々の生活の中での慣れかと思います。また、授業は常に英語で行われるので、英語は躊躇なく話せるようになったかと思います。 語学力上達のために、工夫したこと、努力したことを教えて下さい。
語学力上達のために、工夫したこと、努力したこと
リスニング | ●苦労した点 現在もですがアメリカン現在もですがアメリカンネイティブの人の英語が聞き取りにくく苦労しました。 ●工夫した点 聞き取れなかったところは聞き直したりして、あとは想像で補いながら話していくと耳が慣れていくように思いました。結局よく使う言葉は同じなので、フレーズとして覚えしてまうといいと思いました。 |
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リーディング | ●苦労した点 ネイティブの生徒に比べたらもちろん読む速度が遅いので、苦労しました。 ●工夫した点 事前にある程度大筋を頭に入れて置いたり、わからない単語をいちいち知らべず想像で補うようにしました。 |
ライティング | ●苦労した点 とても単純な文になってしまい、魅力的に文章を展開するのが難しく、レポートの際は苦労しました。 ●工夫した点 友達によく使っている構造をきいてみたり、良いフレーズを教えてもらったりしました。 |
スピーキング | ●苦労した点 いいたいことがすぐに正しい文法の英語ででてこなくて苦労しました。 ●工夫した点 そもそも、ネイティブの人も正しい文法できちんと話している人はいないという事に気づき、細かいことを考えずに会話を楽しめば自ずとと慣れていくように思いました。 |
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