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ジャーナリズム・広告/広報

ジャーナリズムとは、世界をより良く理解し、その世界における情報を人々に伝達するために、教養学部の科目や科学の幅広い知識を学習する学問です。文章力・幅広いトピックに関する情報収集能力が求められ、人間心理学・人間の行動様式・多岐に渡る読書・写真・世界的な出来事に関心のある学生がこの分野の学習に適しています。
 
ジャーナリズム専攻の学生は、文章・図表・写真・動画等を使ってどのようにコミュニケーションをはかるのかを学び、情報源へのインタビューを通した情報の入手方法を学習します。新聞・ラジオ・テレビの各メディアによって違う文章の書き方も学びます。文章を書くにあたっては、プロの基準に即した厳しいトレーニングがなされることもしばしばあります。授業の3/4は、専攻以外の歴史や自然科学をはじめとする教養学部の科目から選択し、専門ではジャーナリズムの理論や慣習を学びます。学生の興味に応じて、新聞業界に特化した授業やニュース報道に特化した授業も行われます。ジャーナリズム専攻の学生は、新聞や雑誌の記者・編集者、テレビレポーター、フォトジャーナリスト、放送局関係等のキャリアでの活躍が期待されます。ジャーナリズムの分野でキャリアを積むためには必ずしもその専攻である必要はありませんが、卒業後ジャーナリズムの世界に飛び込んだ学生のうち約8割はジャーナリズムを専修しています。
 
広告とは、教養学部に属し、広告方法・マーケティング・広告に関するリサーチの研究をし、同時に、コピーライトの書き方・広告を行うメディアの選択等について学習する学問です。論理的思考力・文章力・パブリックスピーキング・美術・デザイン・リーダーシップの能力が求められ、執筆・美術・デザイン・分析・広範な知識の取得に関心のある学生がこの分野の学習に適しています。
 
広告専攻の学生は、授業の3/4を専攻以外の言語・歴史・科学・哲学等の分野から選択します。それに加えて、ニュースライティングやマスメディア法・倫理を学習します。また密接な関係のあるマーケティングの授業を、経営学部の授業の中から少なくとも一つ選択する必要があります。広告の授業では、広告の歴史をはじめとして、広告の持つ社会経済効果や著作権、メディアプランニング、リサーチについて学びます。広告専攻の学生は、コピーライターや広告メディアプランナー、広告代理店関係、メディアセールス等の方面でのキャリアが期待されます。しかし、近年の広告専攻学生の大幅な増加により、専門分野でのキャリアを得るのは難しくなって来ています。
広報とは、組織や一個人のコミュニケーショ内容・方法、他との関係の築き方について研究する学問です。文章や図表を作ることで技術的なスキルや経営手腕を磨き、また戦略的な計画や問題解決法をはじめとした学習も行います。コミュニケーション能力・プランニング力・人々の組織化・創造性・客観性が求められ、問題解決・交渉・執筆・パブリックスピーキング・アドバイスを与えることに関心のある学生がこの分野の学習に適しています。個人レベルでも企業レベルでもコミュニケーション能力が重要視される昨今、成功の鍵を握る相手方との信頼関係を築くコミュニケーションのプロへの期待が高まっています。広報専攻の学生は、そのプロに期待されるコミュニケーションのHow・What・Whyを学びます。つまり、コミュニケーションの方法・内容や、その内容への理解を深める多分野に及ぶ授業が提供されます。広報専攻の学生は通常1/4の授業を専門から、その他を教養学部の科目から選択します。また、多くの大学では必修としてインターンも行われます。広報の他に、並行してマイナー科目を専攻することも推奨されています。広報専攻の学生は、記者・編集者・イベントプランナー・原稿ライター・消費者スペシャリスト・経営カウンセラー・マーケティング関係をはじめとした様々なキャリアでの活躍が期待されます。

◆この分野に興味のある学生は、以下のような専攻も適しています:

◆この分野の専攻をもつJSAF協定大学